4
件
「俺は誰にでも抱かれる男だから」あのときの嘘がまさか本当になるなんて。
主人公総受けです。
※ネタバレありのあらすじです。結末まで書いてあります。
※あらすじにないキャラクターも出てきます。
笠井出版社『KSノベルス』の編集長、逢坂賢(おうさかけん)は、飲み会があった夜に、自宅で部下の中島信司(なかじましんじ)に告白される。気持ちに応えようと思った逢坂は、中島に抱かれる。
翌朝、自宅の留守電に入っていた中島の母親からの言葉を聞く。
中島にはまっとうな道を歩んでほしいと考えた逢坂は、「俺は誰にでも抱かれる男だから」と嘘をついて、突き放そうとする。
そんなふたりの危うい関係に気づいた、小説家、梶竜一郎(かじりゅういちろう)
彼は昔、逢坂と友人以上に親しかったが、一線を越えることはなかった。ずっと抱えていた執着心から、逢坂に近づいてくる。
夜、編集部に逢坂がひとりでいると梶が来る。逢坂と中島の会話を聞いた人物がいたと梶は言う。
口止めのために、逢坂はその場で梶に抱かれる。翌日、中島に何があったか聞かれるが逢坂は誤魔化す。
俊英賞受賞パーティーに出席した逢坂は、梶と会う。その場に中島がやって来て、梶を殴る。
中島が大勢の前で、梶の思惑を暴露する。梶は「僕の腕の中でしか生きられないと教えたかった。僕を好きじゃないとわかっていたのに」と言う。
翌日、逢坂は社長の笠井に会う。中島の処分を軽くするため、逢坂は嘘をつく。逢坂は資料部に異動する。
逢坂が自宅にいると、謹慎中の中島が来た。中島は両親に、自分は男性が好きだと打ち明けると言う。
数週間後、親を説得した中島と逢坂は結ばれる。中島の部屋で逢坂は抱かれる。
お昼になると、ふたりは資料部で弁当を食べる。中島は逢坂が作った弁当を食べている。
文字数 59,152
最終更新日 2021.06.16
登録日 2021.06.13
伝統に縛られていた青年執事が、初めて愛され自分の道を歩き出す短編小説。
西川朔哉(にしかわさくや)は、執事の家に生まれた。西川家には、当主に抱かれるという伝統があった。しかし儀式当日に、朔哉は当主の緒方暁宏(おがたあきひろ)に拒まれる。
この館で、普通の執事として一生を過ごす。
そう思っていたある日。館に暁宏の友人である佐伯秀一郎(さえきしゅういちろう)が訪れた。秀一郎は朔哉に、夜中に部屋に来るよう伝える。
秀一郎は知っていた。
西川家のもうひとつの仕事……夜、館に宿泊する男たちに躯でもてなしていることを。朔哉は亡き父、雪弥の言葉を守り、秀一郎に抱かれることを決意する。
「わたくしの躯には、主の癖が刻み込まれておりません。通じ合うことを教えるように抱いても、ひと夜の相手だと乱暴に抱いても、どちらでも良いのです。わたくしは、男がどれだけ優しいかも荒々しいかも知りません。思うままに、わたくしの躯を扱いください」
『愛されることを恐れないで』がテーマの小説です。
※作品説明のセリフは、掲載のセリフを省略、若干変更しています。
文字数 13,953
最終更新日 2021.06.13
登録日 2021.06.13
初めての恋人と初めてのエッチをするお話です。童貞メガネ男子が受けになります。
※ネタバレありのあらすじです。結末まで書いてあります。
空港内の文房具店に務める三浦晴之(みうらはるゆき)には、恋人がいる。空港警備員、加賀谷寿(かがやひさし)だ。
仕事を終えて、加賀谷の働く保安ゲートに向かうと、抜き打ち審査が行われていた。そのときの様子を見て、晴之は再び大切な人を失うのではないかと不安になる。
同日。晴之の家にふたりでいる夜に、加賀谷から誘われる。しかし晴之は、加賀谷に攻められ気絶する。
その後の加賀谷の言動から、自分から踏み出さないと一線は超えられないと晴之は気づく。
翌日の午後。晴之は高田(たかだ)と空港で昼食をとる。高田は加賀谷の同級生であり、晴之と同じ店に務めている。
高田は、加賀谷を晴之に紹介したときのことを話した。「ハムスターに似ている」と高田が加賀谷を紹介した。加賀谷は背が低いことをコンプレックスに感じているかもしれないと考えた晴之は、高田に「そんなこと言わないでください」と反発したのだった。
高田の話によると、加賀谷はそれから晴之のことを、「いい子」と呼んでいたらしい。
晴之は高田に、加賀谷は亡くなった兄に似ていると話した。警察官だったが殉職した兄は、よく泣いていた幼い晴之の頭を撫でていた。でも、晴之は幼すぎてお礼が言えなかった。高田は晴之の話をやめさせる。「おまえを抱きしめるのは加賀谷の仕事だ」と言う。
夜。晴之は加賀谷の家に行き、抱いてほしいと言う。会話してから、晴之は風呂場で加賀谷に抱かれる。
終わったあと、ベッドの上で、晴之は兄には返せなかった愛情を、これから加賀谷に返していけるんだと気づき涙をこぼす。
文字数 48,220
最終更新日 2021.06.13
登録日 2021.06.13
「とりあえずお汁をぶっぱなしておけば、この話は成り立つんだよ!」byイヌ
※ネタバレありのあらすじです。結末まで書いてあります。
おじいさんと性なる特訓に励んだももたろうは、立派な淫乱となった。
ももたろうの使命。それは、鬼ヶ島にいる鬼のイボつき金棒と鬼のイチモツを味わうこと。
おじいさんと初陣の祝いの交わり(特訓と同じこと、つまり抱っこ)をしたのに、旅の途中で、欲求不満になったももたろう。
そこへおじいさんからももたろうの仲間になるよう頼まれていた、イヌが現れた。
イヌはももたろうを抱っこしながら、いいところを探し当てる。
おじいさんとはちがった攻めに驚き、喘ぐももたろう。締まりのいい桃尻のあまりの気持ち良さに、イヌは暴走してしまう。
泥だらけになりながら抱き合ったふたりは、宿へ向かう。
宿の部屋で、ももたろうはイヌに「俺の嫁さんにならねぇ?」と言われる。それから翌朝まで、ももたろうはイヌに何度も抱かれる。
ももたろうは朝になると、イヌにしか抱っこしてもらいたくないと打ち明ける。
鬼ヶ島についたふたりは、イヌが考えた作戦を実行する。作戦は成功した。
ももたろうは鬼に抱かれずに済んだ。ももたろうとイヌは洞窟を脱出する。
鬼ヶ島の海岸に着くと、イヌは改めてももたろうに、「俺の嫁さんになれ!」と言う。ももたろうは了承する。
ももたろうとイヌは鬼ヶ島の海岸で、夫婦の契りを交わす。
家に戻り、ふたりはおじいさんから夫婦になる許しをもらう。夜、おじいさんが用意した媚薬入りの酒を飲んだイヌが、ももたろうを抱っこする。
ふたりは、イヌが住んでいた山で暮らす。
時は流れ、ある日の朝、ふたりは川で大きな桃を見つける。家に帰り、イヌが桃に包丁で切れ目を入れるとすぐに割れて、ケモ耳が生えた童が飛び出す。
『いぬたろう』と名付けられた童は、ふたりの新しい家族になる。
文字数 23,836
最終更新日 2021.06.13
登録日 2021.06.13
4
件