二十五歳の会社員である千歳大希は、千代田悠吾というペンネームで書き上げた小説『ミシェル戦記』の同人誌を作る。
製本された同人誌を開いた大希は意識を失い、意識が戻った時には異世界に転移していた。
その異世界は『ミシェル戦記』の世界そのものだった。
勇者ミシェルが魔王エンリルを倒したラストシーンから十年が経過した時点に転移した大希は、自分が創出したキャラクターたちに迎えられる。
創造神ユーゴとして祭り上げられ、異世界の現人神となる大希だったが――
文字数 17,191
最終更新日 2024.08.25
登録日 2024.08.19