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グルメ小説
「光の河」は死んだひいばあちゃんが僕が小さい頃に一度だけ話してくれた話だ。戦後間もない頃、若かったひいばあちゃんは死にたいくらい辛い思いをして生きる中で、それはそれは綺麗な、闇に宝石が浮かぶような河、「光の河」を見て、生きる気力を取り戻したという。
僕こと井藤康輝は長野県の高校の地学部に所属しながら、ひいばあちゃんが話していた、「光の河」に興味を持ち、漠然としたヒントの中から「光の河」の正体を見つけようとしていた。
「光の河」を探しながら地学部として過ごす高校生活は、グルメに溢れていた。放課後に地学教室で紅茶を入れて食べるマフィン、シャインマスカットタルト、僕の行きつけの「吉弥食堂」の名物キャベツラーメン、コーヒーとアーモンドチョコレート、天体観測で食べたカップラーメン。
そして、地学部の仲間は愉快な奴も沢山いた。お菓子を差し入れしてくれる顧問の藤原先生。ちょっとスケベでお調子者だけど、コーヒー淹れるのが抜群にうまい親友のギンガ。そしてダンス部と兼部する地学部のマドンナ、ツバサさん。僕はツバサさんに密かな恋心を抱いていつつも、想いをうまく伝えられず、悶々とした日々を送っていた。
もどかしい日々を過ごしているうちに学園祭も近づき、学園祭の準備に勤しんでいたある日、ツバサさんが倒れてしまう。病院で悪性の腫瘍が足にあると診断され、ダンスが踊れなくなってしまったツバサさんはひどく落ち込む。
彼女の不幸に同調し悩み落ち込んだ僕とギンガは、彼女をなんとかしてあげようと思って、思いつきで「吉弥食堂」に行って天ぷら蕎麦を平らげると、元気を取り戻して、ある計画を思いつく。かつてひいばあちゃんが死にそうな時に見た「光の河」を彼女に見せ、元気を取り戻してもらうというものだ。今までの学校生活で光の河の実態を掴んだ僕は、周りの協力も得て、ツバサさんを光の河のある場所に連れて行った。
しかし、彼女に見せた光の河は、僕の想像とは遠くかけ離れていた。光の河の正体を知った時、僕らは大きな感動に包まれるのだった。
文字数 37,711
最終更新日 2020.07.26
登録日 2020.07.23
この世で一番カッコいいスポーツはダブルダッチだ、と作者は断言する。間違いない。あれほどにエキサイティングでアクロバティックでドキドキ、ワクワクするスポーツがほかにあるだろうか。
私はダブルダッチの凄さに日々感嘆しているが、どうもまだ世の中にはこの素晴らしいスポーツの魅力が広まり切っていないようにも思える。当然ダブルダッチを描いた小説も無いように思える。
そこで、ダブルダッチの素晴らしさを伝える青春小説を書くことを決心した。これは(多分)日本初となるダブルダッチを描いた小説である。楽しみつつ、ダブルダッチの魅力を知っていただけたら光栄である。
文字数 33,795
最終更新日 2020.07.05
登録日 2020.07.05
僕の正直な気持ちを思い出しながら書きました。青春時代、好きだったあの人、叶わなかったあの恋。
一篇の詩に気持ちを込めました
文字数 271
最終更新日 2019.12.01
登録日 2019.12.01
売れない写真家の刈谷鉱矢。ある日高校教師を務める大学の同級生から顧問を務める部活の写真を撮る依頼を受ける。そこで出会った倉橋夏姫との、忘れられない思い出を手に入れるのだった。
文字数 5,883
最終更新日 2019.11.17
登録日 2019.11.17
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