雨の降る日。
晴れている日よりも地球に感情が溢れている。
例えば、傘を忘れて走って帰る人。
振られて濡れてもいいって思って帰る人。
蛙やデンデンムシを見るのが楽しみな子供。
低気圧で頭が痛く何もしたくない人。
反抗期だけど親に送迎してもらう無言の車内、などなど。
そんな雨の日の人に焦点を当てたものです。
読んだ人の心にスッと染み込み、サラサラと流れていく。
雨が降るこの季節。
短い文章なので隙間時間に車内でも部屋でも、雨の音を感じながら読んでみてください。
文字数 2,462
最終更新日 2021.07.14
登録日 2021.07.14