
僕たちは、「努力」に関わる性格・タイプを、4つに分類しています。
まず、みなさんは「カメタイプ」と「ウサギタイプ」、どちらのタイプでしょうか?
努力するとき、つまりは勉強や仕事、挑戦をするとき、自分は性格的に「どんな努力のしかたが肌に合っているのか」ということを考えなければなりません。
その1つが、「カメタイプ」と「ウサギタイプ」です。
カメタイプの人は丁寧に物事を積み上げていきたいタイプです。1日1日コツコツとスケジュールを立てて、挑戦していきます。
それだけに、自分の立てたスケジュールが崩れることはすごく嫌がる傾向があります。三日坊主にはなりにくいけど、瞬発力はありません。
一方、ウサギタイプの人は、あまり計画を立てず、その日の気分で努力をします。
スケジュールを立てても崩壊するけど、ゴールの前日に辻褄が合うようなタイプですね。逆に、コツコツ努力することはとても苦手な傾向があります。瞬発力はあるけれど、三日坊主になることが多いです。
要するに、コツコツとやっていきたいのか、いっきに結果を出したいのか、という違いですね。
「ウサギとカメ」の有名なエピソードに沿って考えていけば、「カメのほうがいいの?」と考えてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。ウサギタイプの人は瞬発力があり、速く物事を終わらせることができます。
東大生にも両方のタイプの人間がいて、どの人もそのタイプに合った勉強をしていました。どちらが優位というわけではなく、ただの得意・不得意の話でしかないのです。
そう、これは「得意・不得意」の話でしかありません。それもそのはずで、仕事や勉強もまた、「カメ型の仕事・勉強」と「ウサギ型の仕事・勉強」の2つのタイプがあるからです。
夏休みの宿題や大学受験、1年~数年単位でのプロジェクトは「カメ型」で、明日の小テストの勉強や明日までの経理作業・すぐにレスポンスをしなければならないメールなどは「ウサギ型」だと言えるでしょう。
そして、もうおわかりだと思いますが、「自分のタイプ」と「努力するべき物事のタイプ」が一緒なら、努力はスムーズにうまくいきます。ウサギタイプの人はウサギ型の挑戦が得意ですし、カメタイプの人はカメ型の挑戦が得意です。
逆に言えば、仕事や勉強において大変なのは、「自分の性格と合わないこと」もしなければならない点にあります。