cueのププププレゼン力

第5回 2016.06.08

さぁ、皆様、書いてみませんか?
THE 言葉力♥LOVE
綴る 綴る My Sweet Days

我、命名するのって楽しいのだ★

連載も早いもので5回目となってしまいました、めちゃ早!!
このタイミングでカミングアウト♥しちゃうのもなんなのですが……
あ、僕、書くの好きだなーと(わかってしまいました。書きながらクリエイターとしての気持ち、考え、パッションが整理されていく、この時間が好き♥)。
半分エッセイストか? 文豪か? のようになりきりナルシストで今日もスラスラ書き始めました。

お仕事クリエイトのコンセプト、文章を組み立てるときにも当たり前ですが『言葉』が絶対にマジ必要です。
プロジェクトワークをふまえ、クライアントの要望をチームでどう共有し、さらにHAPPYに発展、ブラッシュアップ! していくのか?
相手により理解してもらえる、♥に届くような言葉をどう選ぶか? ニュアンスは? 字体の使い方は? 横組み? 縦組み?? それとも斜めなのか??? などなど考えます。それ次第で企画の主旨コンセプトイメージの伝わり方がまったく違ってくるからです。
だから、プロフェッショナルな上級な知能プレイである『言葉』遊びはたいへん楽しいです。

僕はアートディレクターであります。が、コピーライターには申し訳ないのですが、「こんなニュアンスのコピーを書いていただきたい! お願い!」みたいなオーダーはよ~くしちゃいます。はっきりいって自分でコピー書いちゃいますね。このテンションで……やりづらいだろうな。ごめんなさい。

また、商品のネーミングを考えるのも大好きだから、サポーターとしてよかったら参考までに使ってねって感じで、山ほどの『言葉』をプレゼントしちゃいます。楽しく考えちゃいます。こないだも100案くらい出したかな?

何であってもそうですがネーミングは命♥です。パパ&ママにとってもそうですね。愛されて成功するか否か? ネーミングの影響は大きいですね、LIFE。

自分のクリエイションを発表するときのタイトルも凄~~~く異常に考えます。もちろん、作品のイメージコンセプト、意味があったうえでのタイトルです。
お客様へダイレクトメールを送ったときに、「お! 面白そう!」「ほ! 今回はこうきたか?」「なに? なに? 何をする気なの?」と思っていただけるキャッチー♥でわかりやすいタイトルを考えるのが大好きです。

逆にタイトルから、つまり『言葉』のイメージから作品を創ることも多々あります。日常から流れてきた音や視覚的に入ってきた文字など一瞬をストックして集めてもいます。宝物★です。

言葉を空想するのが好きだった、ガキ

言葉といえば、少年期に思い出すのは何故か何度か作文が先生に褒められ、クラス代表として弁論大会に選出されたことです。全校生徒の前で読み上げたこともありました。
国語、算数、理科、社会と答えが美しく「1つ」の教科よりも、自分なりの考えや感じた今を想像し、膨らまし、オリジナリティをもって形にできる作文や詩を書く授業のほうが好き♥だったんだなと今、思います。
夢見るようなちょっとロマンチストだった子供でしたし~。

0で落ちるか? 100で受かるか? しかない

そうそう、痛烈に覚えてることがひとつ。
暗黒時代だった美術大学受験期。4浪もして泣く泣く多摩美術大学染織デザイン科の試験をしに上野毛キャンパスへ!
デッサンと平面構成(色彩デザイン)のテスト、国語&英語のテストに加えて出題されたのが、小論文でした。

そのお題が「折り紙」。
きましたね~★★★日本古来の美しさ、THE JAPANオリジン。幼い子から大人までが楽しめる色彩カラフル優美な折り紙。折り方によって100万通りもの形に変化しちゃいます。認知度100%人気アイドルなTHE 折り紙さま★★★
しか~し。僕、折り紙、嫌いなんですよ~~~。
型、型、型があるじゃないですか? その通りに進めていかないととんでもないものになるし、何にもならない、何も現れない。
だからもう答案用紙でいっそ飛行機折って窓から飛ばしたい! そして僕も飛んでいきたい! という気分になっちゃってパッションダウン。

しか~し。ネガティブすら個性! 逆説★だ! 物は考えようと、この小論文のタイトルはこれで挑みました。

『大嫌い! 折り紙なんて大嫌い!』と。

どう考えても美しく伝統的な遊び事を何故嫌いなのかを唱え、プレゼンテーションしている流れで書いていきました。確か文面のラストは、

「創るは自由。型があるものにならって形になる折り紙なら、僕はそれをちりぢりに破き捨て、空に舞い上がりひらひら揺れるその一瞬の美しさを見たい。クリエイションは自由な発想に宿る。折り紙なんて大嫌いだ!」

みたいな締めくくりで一気に書き上げたのでした(なんとなく?)。
後日もちろん大学には合格♥し、今の自分で生きています。パチパチ。

SNSはふらっとしたお気軽な、場。でも本気で表現の、場

皆さんも愛用されてるとは思いますが、僕もだいぶ前から活用していますSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。青いバードがアイコンのTwitter。140文字数内で言葉を紡ぎ出し、日常のハッピー★&アンハッピー♥を可愛く投稿しています。僕のTwitter名はHARORONHARORON。

Twitterを活用しはじめてからだいぶたってスタートしたのがFacebook。SNSの中でも1番愛用♥しています。必需品。ポジティブなクリエイション写真に思いを載せて投稿しています。何十年ぶりに出会えた旧友や世界中からの友達とつながり、自分の生きてる日常を気軽に伝える。素晴らしいツールであると思います。
And、Happy Photoが作れるインスタグラム♥もメチャ活用しています。
そこにもステキな言葉を選んで一緒にアップしちゃいます。
今はこのようなパーソナルメディアで世界中とつながれるし、可愛く発信できる時代。もちろん怖さもありますが、表現者としてアナウンスできる場所、メディアを持てることは素直に嬉しいです。お仕事の御依頼もふらっと来ちゃってますしネ♥

大好きがこうじてミラクル★はスタート!

またこのビジネスサイトの連載以外にも3年前?ぐらいから大好きがこうじて幸運★にも続けさせていただいてる『言葉』のお仕事があります。
ファッションクリエイターのバイブル雑誌THE★「装苑」。
こちらのSO‐EN JAM・PLAYにて舞台のプレビューを書かせていただいてますNOW、『CUEの勝手に舞台ソムリエ』。

祖母の影響で小さい頃から劇場に連れていかれて、どんどん舞台に惹かれていきました♥
今のクリエイションの仕事にもつながっていった世界です。とある舞台の演目を観て、僕の人生★は全く変わりました。

なので僕が観たい舞台を書くことで、少しでも多くの方に興味を持っていただいて一席でも埋まって欲しい! という思いで、このパッション♥のままプレビューを毎月書いています。
ほぼ、LOVE♥LETTERで告白してるように書き綴っています。
幸運★にも、この連載がきっかけで憧れの舞台人の神★★★とも対談するというミラクルな機会にも恵まれました。
「神様、ありがとう♥」。舞台マジ♥LOVE。

気づいてしまった。『書くこと』って面白い表現だ! だ! だ!

この「CUEのププププレゼン♥力」を書いてきた中で、今、1番感じてるのは『言葉』は誰にでも伝わるということです。考えや思いが共感できる、ということではなく、書く『言葉』『文章』というものが誰にでも解るツールであることです(意味わかるかしらんらん?)。

まぁ、広告コミュニケーションはちょっと違いますが、僕はアートやデザインなど、ビジュアルや形を創るクリエイターであるから、意味がわからない感覚的な、フィーリング的なクリエイションもしています。
わかる人にはわかるけど、わからない人には全くわからないこともあるだろうな? と思ってもいます。もちろん! 感動♥共感はしていただきたいですが。

だからこの連載をスタートさせて、『言葉』の力★って凄いなと強く実感しました。内容はともかくとしても理解度は100%ですもの。
『書くこと』って面白いクリエイションだ! と知ってしまったのです!!!
感動です。

「WATER! ★! ★! ★!」

さぁ、皆さんも書いてみてはどうでしょう?

ちょっとした日常のことでも、パワフルお仕事のことでも感じてるまま綴ってみてはみませんか?
頭も気持ちも自然と整理されて、今が明快になり、COOLな気分になるはずです。

さて?
次回は何について書きましょうかな???

つづく。

 


本連載が書籍に? 資生堂アートディレクター成田久氏が、銀座一丁目の森岡書店にて「ププププレゼン力」展を開催中! 2017年12月19日(火)~28日(木)まで。詳細はこちら

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プロフィール

成田 久
成田 久

アートディレクター・アーティスト。1970年生まれ。多摩美術大学・東京藝術大学大学院修了し、1999年に資生堂入社。宣伝・デザイン部に所属。アネッサのCMで蛯原友里を起用し、楽曲にBONNIE PINK「A Perfect Sky」を使用したことで一躍話題に。そのほかマシェリやマキアージュ、ベネフィーク、HAKU、インテグレート、unoなど多彩なブランドのアートディレクションを担当。更にTSUBAKIで初めて男性キャストとして福山雅治を起用するなど、資生堂商品のブランディングに大きく貢献する。
社外活動では13年NHK大河ドラマ「八重の桜」のイメージポスターのアートディレクションを担当するほか、多数のアーティストのCDジャケットやMVのアートディレクション等を手掛ける。更に雑誌「装苑」にて演劇レビューを連載するなど活動範囲は留まるところを知らない。

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