話しやすい人になれば人生が変わる

「会話が下手な人」は、聞く姿勢が間違っている

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話しやすい人になれば、人づきあいも、仕事も、初対面も、出会いも、家族も、すべてがうまくいくようになります。しかも、ちょっとしたコツを押さえるだけで大丈夫。だれでも、いますぐ、カンタンに、話しやすい人になれます。人の輪が広がり、情報が集まり、仕事がスムーズに進み、人生が楽しくなる――こうした話しやすい人が得ているメリットを手に入れ、人生を前向きに変えましょう!
この連載をまとめ、加筆・改稿したビジネス書『話しやすい人になれば人生が変わる』(村本篤信)が、アルファポリスより好評発売中です。

話しにくいと思われやすい人におすすめのテクニック

世の中には真剣な顔をしているだけなのに「機嫌悪い?」「怒っている?」と言われてしまう人や、感情の動きがあまり表情に出ない人がいます。そういう人は、相手の話を真剣に聞けば聞くほど「え? この話つまらない?」と言われたり、内心ではいろいろな感情が揺さぶられているのに「え? この話興味ない?」と言われたりすることが少なくありません。

ちゃんと話を聞いているのに「つまらない?」「興味ない?」と言われることが多い人は、

● 少し大げさに表情を動かしてみる
● 「なるほど、と膝を打つ」「驚いて軽くのけぞる」など、体でリアクションをとったりする

といったことを心がけてみるといいかもしれません。ただ、慣れないうちは、話を聞きながら「表情を動かさなきゃ」「リアクションをとらなきゃ」と思うとうわの空になってしまうおそれがあるので、家族や気の置けない友人との会話の中で練習してみましょう。

なお、「つまらない?」「興味ない?」と言われやすい人におすすめなのが、緊張しやすい人のときと同様、相手にそれを伝えてしまうことです。会話の最初に、「よく、『つまらない?』『興味ない?』と言われるんですが、真剣に話を聞いているだけなので、気にしないでください」と一言言ってしまえば、相手にもわかってもらえますし、かなり気が楽になり、リラックスして会話ができるようになるのではないでしょうか。

会話をしながらのスマホチェックはできるだけ避けよう

ところで、みなさんの中に、相手が話しているときに携帯やスマホを見てしまうという人はいませんか?
恥ずかしながら、私は15年ほど前に「人が話しているときに携帯見すぎ」と友人に叱られたことがあります。私自身はちゃんと話を聞いているつもりでしたが、無意識のうちに携帯をチラチラとチェックしていたようです。ちなみに友人とは、その時点ですでに10年ほどのつきあいがあり、お互いにダメなところも許し合ってきたので、「この人、こういうところを気にするんだ……」という新鮮な驚きがありました。しかし、意外な人に意外なところで叱られたおかげで、その出来事が強く印象に残り、以後、人と話すときには極力携帯やスマホを見ない(見るときに「ちょっとスマホ見るね」と一言断りを入れるか、相手がトイレに行ったときなどにこっそりチェックする)ように気をつけています。
もちろん、世の中には、会話中に相手がスマホを見ていても、まったく気にしない人もいるでしょう。でも、特に相手が会話中にあまりスマホを見ない人であれば、こちら側も極力見ないようにしたほうがいいかもしれません。

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プロフィール

村本篤信
村本篤信

1972年大阪府生まれ。都立国立高校、一橋大学社会学部卒業。大日本印刷に入社後、フリーのライター、編集者に転身。 『3000円投資生活』シリーズ(アスコム/横山光昭)をはじめ、累計250万部以上 の書籍を手がけたほか、取材記事、社史などのライティングを行い、2021年には『ロジカルメモ』(アスコム)を刊行。 2012年に「テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞」優秀賞を受賞して以降は、ドラマや舞台の脚本も執筆。 一方で、90年代よりホラー系ドラァグクイーン「エスムラルダ」として、各種イベント、メディア、舞台公演などに出演し、2018年からは及川眠子・中崎英也のプロデュースにより、ディーヴァ・ユニット「八方不美人」を結成。エスムラルダ名義でのコラムや書籍のライティングも行っている。

著書

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