【 【閉店】新星堂カルチェ5柏店 】 2013.11.29

絵本のおはなし会に初参加! ――「あくまくん

皆さんには、「思い出の絵本」がありますか?こどものころ、親にせがんで買ってもらった、夜はその世界を夢に見るまで読んでもらった、そんな絵本が、誰しも1つはあるもの。

そんな「思い出の絵本」を皆さんの元へお届けしたく、出来上がったアルファポリス初の絵本『あくまくん』。

先日、千葉県にある新星堂カルチェ5柏店さん主催の「おはなし会」で、その『あくまくん』が読まれることとなり、私達も参加してきました。

JR/東武線柏駅から徒歩数分。「柏二番街」という、活気ある昔ながらの商店街にお店を構えて30年。新星堂柏カルチェ5店さんは、地元住民だけでなく、沿線周辺のお客さんにも親しまれている「町の本屋さん」です。特に児童書は毎月「おはなし会」を開く力の入れようで、その活況ぶりは業界専門紙でも紹介されるほど。

今回取り上げていただいた『あくまくん』は、真っ赤っかな地獄を飛び出したかわいいあくまくんが、真っ白い氷の国、どこまでも黄色い砂漠など、さまざまな「色の世界」を冒険するお話。

さて、読み聞かせが始まると…子どもたちはめくるめく色とりどりの世界にすっかり夢中の様子。

「しっぽをくるくるっとさせて、ぴゅーんとひとっとび!びゅーん!」

書店員さんお手製のあくまくんの紙人形が、声に合わせて絵本の世界を生き生きと冒険し飛び回るたび、無我夢中でその軌跡を追いかけていました。読み手である、児童書担当の小倉さんも、抑揚をつけた話し方や身振り手振りで盛り上げます。こちらまで引きこまれてしまうような、そんな朗読で、あっという間に時間が過ぎていました。

「ページをめくる度に赤・白・黄…と、どんどん色が変わっていってとってもカラフル。色あざやかできれいな絵本ですね」
「『まっかっか、まっしろしろ』とかの言葉の繰り返しもシンプルだけどリズミカルで、すごく印象的。難しい言葉もないので、色を覚え始める2~3歳くらいのお子さんが自分で読むのも、読んでもらうにもピッタリだと思います。」と小倉さん。

『あくまくん』のかわいい絵柄、カラフルで鮮やかな世界、シンプルだけど印象的な言葉づかいの面白さは、読み聞かせを通じて子どもたちだけでなく保護者の方にもしっかり届いたと思います。

このたびはこのような機会をいただき、本当にありがとうございました。

アルファポリスでは今後も、子どもから大人までわくわくさせる、遊び心あふれた魅力的な作品を続々刊行予定です。今後ともよろしくお願いいたします。

(2013年11月 トモカサ)