世界を騒がせた大怪盗ブラックジャック。
富豪の屋敷、美術館、どんなに警備のあつい場所でも盗んでみせた。
仮面に身を隠し、夜を美しく舞う、怪盗。
世界はその怪盗の名でいっぱいになった。
その姿を見たものは誰もいない。
警察もブラックジャックのためだけの捜査係を作り捜査を始めたが足取りは一向につかめなかった。
しかしブッラクジャックの姿は忽然と消えた。
死んだのか行方不明かもわからない。
大宝石「黒太子のルビー」の盗みを最後に―
それから10年・・・
亜美奈は緊張していた。
文字数 13,531
最終更新日 2018.06.22
登録日 2018.05.12