東
ヒューマンドラマ系の小説が好きです。読んでいただけるととても嬉しいです！
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件
僕は冴えない高校生。小学生の時にいじめから守ってくれたへーちゃんだけが友だちだったけど、彼は小学校卒業を機に引っ越してしまった。それから4年――高校2年生の6月、再びへーちゃんが僕の前に現れる。そして僕は、徐々に『本当の彼』を知っていくことになる。
表紙はトレス素材使用しています！
登録日 2024.07.18
Release #3
滾れ、文化祭！
今年の文化祭は参加できるかな……。
ずっと文化祭で空気だった僕が転校生（幼馴染）のへーちゃんと一緒に文化祭に参加する。
なんかクラスがギスギスしているけど、大丈夫だろうか……。
登録日 2024.07.20
Release #4
知った、彼の秘密。
※軽い性描写あります。
忘れ物を取りに音楽室へ向かうと、転校生（幼馴染）の声が聞こえる。普段の様子と違うけど、僕は好奇心でそっと覗いてみた……。
登録日 2024.07.21
Release #5
過ぎる、秘密の夜。
転校生（幼馴染）の秘密を知った3日後……。幼馴染と肉体関係の会った先生が自殺してしまった。
根拠も何もない。でも、僕はなぜか彼が何か隠しているのではないかと考えてしまう。
ねぇ、へーちゃん。君は何を考えているの？
登録日 2024.07.28
Release #7
進め、地獄への道。
母親の死の後、へーちゃんは血の繋がらない父親に会いたいと話す。僕らはお父さんがいるだろう場所へ向かうことにした。
何でこんなことになっているのだろう。わからないけど、でも彼を守りたい。今、彼の秘密を知っているのは僕だけだから。
登録日 2024.07.31
Release #8
拝啓、お父さん。
※軽い性描写（無理矢理）があります。
俺だって好きでこんなことになっているわけじゃない。
だって、みんなキレイな俺が好きだろう？ キレイで、強い俺が好きだろう？
ねぇ、お父さん。お父さんはまだ、俺のこと好き？
登録日 2024.08.05
Release #9
向かえ、新たな場所。
彼の声で目が覚め、僕らは遠くの街に到着した。2人で電車を降り、僕らは彼の継父だった男の家へ向かう。お父さんはいるだろうか。いたとして、いなかったとして、僕らはどうなるのだろうか。
登録日 2024.08.12
Release #10
叫べ、僕の想い。
気がついたら眠っていたらしい。
「お父さんは帰ってきた？」そうきけばへーちゃんは表情なく頷く。ーー「殺した」。
登録日 2024.08.13
Release #11
熱のこもる、朝。
※軽い性描写があります。
へーちゃんの殺人を止めれず、翌朝を迎える。穏やかな朝は一変し、彼は妖艶に僕を誘惑する。彼は本当に僕の知っている彼なんだろうか。
登録日 2024.08.14
Release #12
僕の神様の、終わり。
※軽い性描写、軽い暴力表現あります。
やってしまった。気を失っていた僕は目が覚めてへーちゃんがいなくなっていることに気づく。慌てていると、聞き覚えのある声が僕を呼んだ。その声は、ここにいるはずのないお父さんの声だった。
登録日 2024.08.15
Release #13
キレイな顔と、汚い心。
※軽い性描写があります。
俺は小さな頃から「キレイ」だと言われていた。家族は誰も俺の気持ちなんか気にもしないで、体だけの繋がりだ。
でも、「キレイ」なのは外面だけだ。俺は汚い人間だった。してはいけないことに興奮するような人間だ。
ある日、幼馴染の父親に話しかけられた。「お前が優志をいじめたんだろ」と。
登録日 2024.08.21
Release #14
俺は、神様なんかじゃない。
※軽い性描写（無理矢理）があります。
偶然、かつて体の関係になった男を見つけた。俺は彼を殺すために施設から家に帰り、母との生活を始める。
でも、すぐには殺せない。良心があるわけじゃない。ただ、期待していたんだ。普通の、幸せな日々を。
そんなものあるわけでもなく、今度は母が害虫を連れてきた。
登録日 2024.08.22
Release #15
僕だけでも、君を肯定する。
へーちゃんとの奇妙な数日が終わり、僕はまた学校へ向かった。
たった3ヶ月の付き合いだけど、周りのみんなもへーちゃんのことを気にしている。それは興味本位なんかではない。
そういうすごい人だった。不思議と人を引き寄せる人だった。
でも、彼は犯罪者だ。僕は、この気持ちをどう表せばいいだろうか。
登録日 2024.08.23
Release #16
続く日々、変わらない思い。
最終回。読んでくださった方、ありがとうございました！
へーちゃんの事件は風化され、僕は彼のいない日々を過ごす。
変わらない気持ちを、胸に秘めながら。
登録日 2024.09.04
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