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小さな鬼の子を拾った天狗の秋穂
深山天狗のろくでなしの次男坊、深山の放蕩息子と揶揄される秋穂は、
北院の勉学をサボりつつ、悠々とした学生生活をしていた。
世界の中央に聳える須弥山。その四方を取り巻く四門山。
北の一岳を守護する北天の膝下で、日々勉学と修練に励む北院の学生たち。
冥府から抜け出てきたという鬼の子ー渚ーの世話役を任された秋穂は、
北天麾下の八大夜叉に目をつけられた渚の世話に、そっとため息をつくのだった。
文字数 5,562
最終更新日 2024.11.16
登録日 2024.11.14
世界の中央に位置すると伝えられる須弥山。その須弥山の四方を守る四門山の一角、北岳水晶山には武勇名高い北天軍が控えている。
ろくでなしの次男坊、深山の放蕩息子、と山中でこき下ろされる天狗の秋穂が渚を見つけたのは、まだ肌寒い春のことだった。
文字数 16,080
最終更新日 2024.11.16
登録日 2024.07.06
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