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 大陸にその名を轟かせた英雄が死んでから10年。18歳になった英雄の孫は、自身の身を蝕む病を治す旅に出た。 同じ病に苦しんでいた祖父をよく知る老人を捜し当てた青年だったが、治療法は無いと告げられる。だが老人は付け加えた。「人間の身体では耐えられない。ただ人間の身を捨て怪物になることが出来れば、助かる可能性はある」と。 老人の助言を聞き入れた青年は怪物になる決意を固めるが、その過程で様々な人と出会い、自分が捨ててきたモノの重みに苦悩する事となる。 これは生きるために怪物になり、それでも人として在りたいと足掻いた青年と、それを支え続けた少女のお話。 小説家になろう様の方でも掲載させて頂いてます。
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文字数 153,214 最終更新日 2016.11.10 登録日 2016.05.23
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