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飯塚良也はこの30年間、自堕落な日々を過ごしていた。
パッとしない学生生活を送り、その後も定職に就けず、派遣社員として安定しない生活を送る。
そんな彼の人生が変わったのは、気まぐれに同窓会に出席したのがきっかけだ。
その同窓会で、良也は衝撃の事実を聞く。
「由美ね、飯塚くんのこと好きだったんだよ――」
桜庭由美といえば、大宮西高校でも超絶美少女として有名だった。男であれば、誰もが彼女に憧れる。
反して、良也は誰もが憐れむ陰キャ。
まさか、そんなわけないじゃないか――と良也は否定するが、由美はすでに交通事故で他界しているという。
もはや確かめる術などなかった。
その瞬間、良也はなんと高校三年生にタイムスリップしてしまう。
高校三年生。
由美からのアタックを全無視し、大学受験を諦めた時期だった。
良也は改めて知った。
ここが自分の人生の分岐点。
過去の自分はここで逃げてしまったために、人生そのものが転落してしまったのだと。
ひどい人生を歩んできた。
もし――暴言を吐き続け、ひどく傷つけてしまった両親を大事にできたら。
もし――いまから頑張れば人生は変わるのか。
もし――桜庭と付き合えたら、彼女の命を救えるのか。
これは、元おっさんが人生をやり直す物語である。
※「小説家になろう」様にも掲載中で、こちらは日間、週間で1位獲得しました!
※感想欄で「泣いた」との感動のお声を多数頂戴しています! ありがとうございます!
※コメディ要素もありますが基本シリアスです。
文字数 3,377
最終更新日 2020.05.09
登録日 2020.05.09
ある日、急に愛の告白をされたチヨコ。
少々驚いたが、相手は長年思いを寄せていたミノル。
喜んで告白を受け入れる……のだが。
突然、怨神と呼ばれる『神』が、村を襲ってきた。
怨神はなんと、ミノルに恋愛感情を持っていたのだ。
余計な死者を出さないため、ミノルはチヨコを押し退け、怨神のもとへ行ってしまう。
「北に行きなさい。そこに怨神様の森がある」
ミノルを救うため、チヨコは一人旅に出ようとするが、長老の勧めにより、ショウイチとともに出発することになった。
そしてそのショウイチも、ひそかにチヨコに思いを寄せており……
女の女による女のためのファンタジー小説です。
……と言いたいところですが、作者は男性なので悪しからず。
登録日 2014.08.15
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