日本の町の一角、天護町。
その病院で、奇病に侵された十二歳の少年が居た。
名を、朝空 快(きよそら かい)。
余命は残り二ヵ月だと宣告され、絶望に打ちひしがれていた時。
病室のどこからともなく、来訪者が現れた。
来訪者は、世界を救うための旅をしているのだ、という。
来訪者は快に「病の元凶が居る……一緒に倒しにいってみないか?」と、煽ると来訪者に返ってきたのは、期待通りの言葉だった。
「戦わせてください。どうせ死ぬ命なら、身体動くならもがいて死ぬ方がよっぽどいい!」
かくして、少年の、明日を掴む為の戦いが始まる。
禁忌神話伝第二弾、始動。