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高校二年生の春、担任の先生に頼まれた松雪澄人は、不登校のクラスメイト・春江凛の家を訪ねることになる。
初めは心を閉ざしていた凛も、彼の不器用な一生懸命さに心を開いていく。
凛と一緒に学校に通いたいと思った澄人は、家を出られない彼女と外出の練習をすることになったが、どんなに晴れていても、降水確率が0パーセントでも、凛が家を出ようとすると必ず雨が降った。
凛が外出をやめようとしない限り、雨は絶対にやまないというーー。
戸惑いながらも、澄人は彼女が学校に通えるようになるため協力することを誓う。
しかし、その雨には彼女のかなしい秘密が隠されていて……。
文字数 11,147
最終更新日 2025.04.07
登録日 2025.04.04
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