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「知ってるさ。君がゲイじゃないことくらい。しかし、こっち側に引きずり込むことはできる。無理やりにでも」
羞恥を捨て本能が求めるものに正直になれば、何がそこにあるのだろう?経験したことのない悦楽が待っているのだろうか?
仲森樹はカフェで店長を務める29歳。常連の年上エリートリーマン多嶋功基に憧れと尊敬のような気持ちを持ってはいるが、恋愛対象は女性である。
何事にも無関心で、執着すらない樹が情熱を注ぐものはただ一つ、コーヒーだった。
そんな樹はあるとき多嶋に夕食に誘われる。
多嶋に憧れていた樹は自分の部屋に多嶋を招き、多嶋に男同士の快楽を教えられ――。
しかし、多嶋は亡くなった恋人がいまだ忘れられずにいた。
身代わりだと知りながらも多嶋に惹かれる樹。
多嶋の亡き恋人に嫉妬し、身代わりでいいから傍に居たいと初めて執着を見せた樹が知った真実は……
初めて知った恋の味は、エスプレッソのように苦く、長く渋い味を残す。
年上リーマン眼鏡攻め × ノンケM受け
登録日 2016.06.23
ロシア人の父、日本人の母から生まれた黒龍はたぐいまれな美貌を持つ。ヒットマンでゲイの黒龍にとってセックスはただの欲望のはけ口。刹那的だった。そんな黒龍が初めて「欲しい」と執着を見せた相手は、クライアントでノンケの裏社会の男、世羅だった。
世羅は日本最大暴力団の直系、桐生組のフロント企業の社長。組長が入院したことで闘争を懸念して黒龍に護衛を指名してきたのだった。
世羅はロシアの権力者、KGB長官ヴォルコフが牛耳る世界最大マフィアのブラトーバと手を切るつもりだと言う。ブラトーバからも命を狙われており、しかも世羅は父、ヴォルコフと確執があるという。
復讐に囚われた男、過去と現在、愛と憎しみが交錯する行く先は?
愛と憎悪は紙一重?
ヴォルコフに瓜二つの黒龍に憎しみから男の影を重ねる世羅。
そうと知りながら世羅に惹かれる黒龍。
二人の想いはどこへ向かっていくのか……。
登録日 2017.09.03
芸歴20年ベテランアイドル歌手、桝野大樹のストーカー対策として新しく配属されたボディガード神城准は、ガチムチ系イケメン。桝野のドストライクの好みのタイプだった。
24時間体制の泊まり込みで護衛することになっているという。
大失恋後、すっかり色恋沙汰にも無縁の枯れ果てた私生活だったのに、桝野は神城に熱い胸騒ぎを覚えてしまう。
ドストライクボディガードが現れたからと言って枯れた欲望が復活するわけがないと思っていたのだが……。
神城を知っていくごとに、惹かれていき、とうとう桝野の方が神城にキスしてしまう。
お互いがお互いをノンケだと信じている状態で悩みは尽きない。
悶々として酔いに任せ桝野は神城を口説き誘惑するが……。
お互いをノンケだと思い込んでいるゆえなかなか関係は進展しない。
桝野がストーカーに拉致されそうになる事件をきっかけに急展開するが――。
ちょっぴりサスペンス込みのラブコメディ。
登録日 2017.10.28
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