【釣り合わない婚約者に婚約の解消をお願いしたら、まさかの回答が返ってきました】
セロー王国に住む子爵令嬢シュゼットは身分的に釣り合わない婚約者との婚約の解消を目論んでいた。
相手は名門侯爵家の長男で、社交界では「冷血貴公子」と密かに呼ばれているアルベール・クールナン。表情がほぼ無であり、口数も少ない。さらにはぶっきらぼうであり、シュゼットのことを睨みつけるように見つめてくる。
――婚約を取り付けてくれた両親には悪いが、もう限界だ。
そう思って、シュゼットはアルベールとの茶会の日、アルベールに婚約の解消を申し出たのだけれど――……何故か、アルベールはシュゼットに縋り「捨てないで」と言ってくる。
いや、普通に考えて捨てられるのは私ですよね……?
愛が重すぎる侯爵令息と、とある事情から自分に自信がない子爵令嬢の婚約解消を巡ったラブコメ。
※掲載先→ベリーズカフェ、小説家になろう、エブリスタ、魔法のiらんど、アルファポリス【外部投稿】
登録日 2024.05.25
――アデラールは誰がなんと言おうと私の婚約者。つまりは未来の夫よ。
ウィリス王国の南にある深い森、通称『魔の森』に住まう28歳の魔女フルールはひょんなことから行き倒れた豪奢な身なりの青年を拾う。
このまま死なれたら寝覚めが悪いということから、フルールは彼が自身の住まうちっぽけな小屋で介抱することに。
そして、無事目覚めた彼は自分がこの辺りの領地を治めている辺境伯爵家ローエンシュタイン家の元当主だという。
どうやら彼は異母弟に婚約者と家督を奪われてしまい、命からがら逃げだしたということだった。
そんな彼――アデラールを哀れに思ったフルールは彼をしばらくの間滞在させることに。ただし、きっちりと家賃として働いてもらうことを条件として。
こうして、アデラール(捨てられた伯爵)とフルール(魔女)は奇妙な共同生活を送ることになった。
これがまさか、南の辺境を揺るがす事件につながるなんて、思いもせずに。
——
◇掲載先→エブリスタ、カクヨム、小説家になろう、pixiv、アルファポリス【外部投稿】
登録日 2024.05.26
貧乏な男爵家に生まれたフランチェスカは、家への援助を手に入れるために名門伯爵家の令息であるアルバーノと結婚した。
しかし、彼にはたくさんの愛人がおり、挙句フランチェスカの美しい容姿だけが目当てだったことを知る。
しかも、彼は典型的なモラハラDV男であり、結婚生活はフランチェスカにとって地獄だった。
そして、数年後。
フランチェスカはアルバーノに巻き込まれて事故死してしまう。
これで楽になれる。そう思ったフランチェスカだったが、気が付いたらアルバーノと婚約する前に時間が戻っていて……?
もう二度と、あんな思いはしたくない。
その一心で、フランチェスカが頼ったのは――疎遠となっていた自身の幼馴染の男、ライモンド。
彼と偽装の婚約関係を結んだフランチェスカ。
幼い頃の出来事から、彼に嫌われていると思っていたフランチェスカだったが、何故か彼はフランチェスカを大切にしてくれる。
彼の真意は、一体何処にあるの?
やり直しから始まる、幼馴染のすれ違い偽装婚約ラブ♡
▼掲載先→エブリスタ《限定》、アルファポリス《外部投稿》
登録日 2024.08.25
◇電子書籍化が決定いたしました! 出版社さま・レーベル等は後日公開予定です。
――目が覚めたら十年前。まだ幸せだったころでした。
ヴェッセル王国の「お飾り王妃」と呼ばれていた女性フライアは、二十五歳の若さで亡くなった。
夫である国王陛下やその寵妃、王宮の大臣や使用人たちに虐げられてきたフライアの死因は過労死。
そして、フライアが次に目を覚ますと何故か十年前に時間が巻き戻っていた。それを知った時――フライアは決心する。
――もう、あんな奴らのために働いて命を落とすことはしない、と。
フライアは元旦那との婚約解消に動き出す。すると……何故か、たくさんの事件に巻き込まれていく。
隣国からの留学生。裏表の激しい侯爵家の次男。幼馴染の辺境伯の令息に、フライアの心の支えだった『彼』。さらには魔界の魔王様。
ちょっとワケアリな人たちや騎士団の人たちと関わっていく内に……フライアは、自分の幸せを見つけ出す。
――今度は、自由に生きてみせる。
愛されなかったお飾り王妃が、やり直しの二度目の人生で自分の幸せを見つけ出すラブファンタジー。
登録日 2024.09.23
リネット・アシュベリー子爵令嬢は自他ともに認める平々凡々な娘だ。
周囲に誇れる才能もなければ、容姿も普通。何処にでもいるありふれた令嬢だと自覚している。
そんなリネットはある日国の第三王子レックス・ウィバリーの帰国を祝うパーティーに招待された。
レックスは三年前から大国に留学しており、その日が帰国の日だったのだ。
彼ははちみつ色のふわりとした髪と、真っ赤な赤色の目が特徴的な美青年。
貴族令嬢の誰もが頬を染めて彼を見つめる。
正直なところ、リネットは場違いだと思っていた。
しかし、これは強制参加。そのため、リネットは壁際で俯いて過ごそうとしていたのだけれど――。
「どうか、俺と結婚してくれ!」
その目論見はほかでもないレックスによって崩れ去った。
なんと、彼が公衆の面前で婚姻届け片手にリネットに迫ってきたのだ――……!
少々世間知らずで規格外の美貌の王子殿下と、自称平々凡々な令嬢の、追いかけっこのお話です。
◇掲載先→小説家になろう、エブリスタ、魔法のiらんど
※表紙イラストは『みどりのバク』さまにて有償で描いていただいたものになります。保存、転載等は一切禁止です。
登録日 2024.09.23