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リントブルーム王国の王族に仕える騎士の家系に産まれた伯爵令嬢のアイラ・ベルベットは幼い頃から王太子ルークの剣術稽古の相手となり、父親である騎士団長のガイアスからは将来、ルークの専属騎士になることを告げられていた。
頑張り屋で負けず嫌い、ひたむきに努力をするルークに密かに恋心を抱いていたアイラは、ルークの13歳の誕生日パーティーの後の離宮にて――。
「アイラ。俺たちが大人になったら、どうか俺の妻になって欲しい」
ルークからプロポーズを受けてしまう。
出来ることならルークと結ばれたい。
それはアイラの望んでいたことではあるが――。
まだ子供であること。
騎士になるべき人間が王太子妃になること。
社交界に出て美しい令嬢を目の当たりにすればルークの気が変わってしまうかもしれないこと。
様々な気持ちが胸を過り、答えに渋ってしまった。
すると、ルークはアイラの気持ちなんてお構いなしに「大人になるまでの五年間。愛を囁き続けられたら結婚をして欲しい」とアイラにキスをする。
次の日からルークはアイラと顔を合わせれば、抱きしめ、キスをして、耳元で愛を囁かれることになった。
ルークからの積極的過ぎるアプローチにアイラは翻弄され続け、五年間が立ち、ルークの18歳の誕生日を迎える。
ルークは国宝級の美丈夫にまで成長し、アイラはルークの専属騎士となって傍で仕えていた。
約束の時を迎えた二人は幸せな未来へと踏み出すことができるのか。
※本作品はムーンライトノベルズ様にも掲載しておりますが、こちらはキス責めシーンや二人の背景描写などを1万字ほど加筆修正したものとなっております。
※タグ注意です。苦手なものがある場合は閲覧注意してください。
文字数 26,078
最終更新日 2024.12.28
登録日 2024.12.28
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