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BL 完結 短編
■あらすじ  平安の頃。  出家僧 源環は飢えで死にかけている。おそらくは今晩が最後の夜だろう。  環の友、藤原時沙が草庵を訪れて思い出を語り始める。手元にはニリンソウの花。  環が時沙を裏切った理由は何なのか?  最後の夜に二人は分かり合えるのか? ■登場人物 源環(俗名みなもとのたまき、僧名げんかん)  主人公。世捨て人の僧侶  『宇部の乱』に加担した罪で出家  都の外れ、本寺に近い山に籠もり  飢えで死にかけている 藤原時沙(ふじわらのときすな)  源環の友  『宇部の乱』鎮圧の功労者  藤原祥家一族の筆頭  源環を出家へ追い込んだ張本人 高津名女房(たかつなのにょうぼ)  時沙にツレない性悪にして才女  後に時沙の正妻となる 宇部兼依(そらべのかねより)  古代の氏族、宇部一族の筆頭  藤原家に不満を持つ氏族と組み、  『宇部の乱』を起こすも  藤原時沙に討たれ滅びる ■花言葉  二輪草(ニリンソウ)  「友情」「協力」「ずっと離れない」
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文字数 9,236 最終更新日 2023.11.20 登録日 2023.11.20
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