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最後のモラトリアム、大学院二回生のとき、僕は忘れられない恋をし、そして過ちを犯した。僕が恋した彼女は、別の人を愛していた。それでも手に入れたかった恋。彼女のやさしさに付け込み、付き合ったけれどそれでも僕を見ない。そのイラつきから僕は無理やり彼女に口づけ、彼女を失った。卒業しても、あの恋を忘れまいと躍起になった僕は、彼女との日々を再現して生きていた。ある日、取引先への出張で彼女の影をつかんだ僕は、そのままその影を追いかけた。その先には、どうしようもなく愚かだった僕との別離が待っていた。
文字数 2,428
最終更新日 2022.03.08
登録日 2021.07.11
「10年経って、三十路に入って、互いに独り身だったら、恋しようか?」
4回生の冬のはじめに、2人で話した。
嵐山での、遠い約束。
約束したことすらも、朧げな記憶となっていたのに。
なんで、こんなことに…!!!
しがないポスドク理系喪女、水田奈々。
大学時代の、サークルの友人、大谷雅俊。経済学を学び、有名大手銀行に就職を決めてから、たまに飲み会などで一緒になることはあっても2人で遊びに行くことはなかったのに。
三十路の誕生日を1人寂しく1Kの部屋でお祝いしようとしたら、いきなり彼がやってきて…!?
*はR18回のです。
まだエンディング決めてないのでくっつくかどうかは未定です。
バタバタしてるので時間が出来次第少しずつ更新します。
牛歩なのでとっても遅くなっています、すみません。
読んでくださってる方、ありがとうございます。
文字数 15,329
最終更新日 2021.05.08
登録日 2021.02.02
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