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九太郎・ソロア・サルべード。
自称芸術家の彼は、ひょんなことから2男5女の大家族の父親になる。が、見目麗しい娘たちを出稼ぎに行かせ、あげくその給料をぶんどって夜な夜な遊びに蕩尽する始末。
人非人と誹られても素知らぬ顔。女を侍らせ、今日も酒を飲み明かす。
そんな彼は自らを「異邦人」と呼び、ある少女との約束の日を待ち続ける。
……それは彼の罪が贖われる日。
――政治と芸術が交錯する時、大陸には新たな戦火が灯り、サルべード一家の運命は翻弄される。
文字数 129,246
最終更新日 2017.06.05
登録日 2017.05.12
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