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昔昔、ある所に……どこだろう。わからないけど、どこかに、ポリティカル・コレクトネスな世界があったらしい。これは過去の話。いや、若しかすると今もあるのかもしれない。ひょっとすれば未来の話かもしれない。とにかくポリティカル・コレクトネスな、平和な世界があった。ある。あるだろう?
文字数 38,265
最終更新日 2022.12.29
登録日 2020.03.05
SF短編集
今となっては昔のことだが…
「今は昔」
それは今昔物語集。
竹取の翁ありけり。
それは竹取物語。
今からみれば未来のことだが…
「今は未来」
それは今来物語集。
何かあるらむ。
文字数 13,534
最終更新日 2022.03.16
登録日 2021.02.06
僕は同じ美術部の先輩に恋をした。
先輩にとって最後の展示──文化祭の最終日、僕は先輩に想いを伝えようと思った。
文字数 10,108
最終更新日 2021.09.26
登録日 2021.09.26
「ズィスイズ、ア、コーフィー」
「いや、This is a cup of coffeeな」
そんな、他愛ない会話から始まる、愛のある物語。
酸いも甘いも濃いも深いも、全てを含み噛み分けた一杯の珈琲のような、一本のショートショート。
文字数 4,097
最終更新日 2021.09.20
登録日 2021.09.20
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これは僕の物語です。
僕は中学、高校と癌になりました。青春を奪われました。去年、大学生になりました。しかし、そこでの青春も奪われつつあります。
それでも何とか二十歳になるまで生きられました。
もう既に絶つ望みも少なくなりつつあります。僕は僕が立ち直れなくなる前に、立ち直ったかつての僕を記します。タイムカプセルみたいに、それがいつか僕を立ち直らせてくれるように。
そして、それが誰かの道を照らすことを願って。
文字数 23,033
最終更新日 2021.05.05
登録日 2021.05.05
さっきはごめん──最後に妻にかけたのは誠意のない謝罪の言葉だった。
きっかけは些細な喧嘩だった。あの時は僕も冷静さをかいていたから、あんなふうに言ってしまった。でもちゃんと反省した。ちゃんと謝ろうと思った。彼女が帰ってきたら──なのに。彼女はこの世界から消えた。後悔は先に立たない。僕に残ったのは僕自身と彼女の記憶だけ。僕には過去しか残っていない。残された僕に何ができようか。この世界で、一人。
文字数 11,085
最終更新日 2021.01.15
登録日 2021.01.15
探偵の夜は孤独だ。
探偵の家永は、浮気調査や尾行といった、探偵への憧れとは程遠い仕事の毎日に辟易し、呟いた。
そんな彼はある日、家永自身が突き止めた浮気の、張本人たる夫が行方不明になったと、捜索して欲しいとの依頼を受ける。
凡そ妻から逃げたのだろうと、手始めに浮気男の愛人を探る家永だったが、いくら追ってもすぐに撒かれてしまう。どうしたものかと途方に暮れる家永の元に、さらなる依頼が舞い込んだ。娘がおかしいから様子を見て欲しい──二つの依頼は絡み合い、家永を翻弄し、やがて彼を再び孤独へと誘う。
文字数 31,381
最終更新日 2020.12.24
登録日 2020.12.24
男、江口民生は今日も筋力トレーニングに励む。
己を鍛え上げるため、
己を磨き上げるため、
己の「男」を上げるため。
そして、これは彼は否定するのだが、女の子にモテるため。
そんなある日江口民生は運命的な出会いをはたす──
文字数 2,694
最終更新日 2020.06.12
登録日 2020.06.12
今年で大学一年生を迎えた犬飼青年は心機一転、あるショッピングモールにあるシュークリーム屋「Maman」でバイトを始める。
しかし、今日から営業開始という日に、店長が急病で倒れてしまう。さらには代理でやってきた社員はどう見ても中学生にしか見えない女性だった。犬飼青年は戸惑いつつも働き、怒り、時に恋をして、先の見えぬ日々を送る。。
文字数 19,612
最終更新日 2020.06.07
登録日 2020.06.07
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もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方をかいたら
という本を読みました。面白かったので僕も(文豪とは程遠いけど)書いてみようと思いましたので、書きます。
特に信条もスタイルもないので、これよりつまらないかも知らないし面白いかもしれないのですが、こんな感じでかいてます。
文字数 634
最終更新日 2020.01.02
登録日 2020.01.02
ある結婚式が開かれました。大人しそうな新郎と、これまた控えめに佇む新婦の結婚式です。着々と式は進み、新婦から新郎への言葉が送られます。これは、その彼女の言葉。彼女の愛する人へ捧ぐ物語。
文字数 4,255
最終更新日 2018.10.15
登録日 2018.10.15
目覚まし時計の音で目を覚ました。今日は、初めてのデートだ。僕は張り切って出かけるけど…
少し、前にTwitterでやりました、〜から始まってーで終わる小説を書く、シリーズです。「目覚まし時計の音で目を覚ました」から「そして眠りにつく」だったと思います。
文字数 2,737
最終更新日 2018.10.11
登録日 2018.10.11
新説、白雪姫。
これは、「白雪姫」という物語の、后をモデルとした物語です。
昔、昔、ある所に黒薔薇姫と呼ばれる美しい女がいました……
文字数 3,773
最終更新日 2018.09.28
登録日 2018.09.28
時代は二十三世紀。
ある、冴えない中年の博士がロボットを作りました。そのロボットは恋愛訓練ロボットです。
また、美しい女性の形をしていました。
博士は人間の彼女を作るために、ロボットを彼女にするのです。
文字数 4,349
最終更新日 2018.09.25
登録日 2018.09.25
適当に受けた大学で、適当に過ごそうとする川谷秋は一人の男と出会う。
桜庭春人と名乗る彼に付き合わされる形で大学生活を送る彼らの大学生記。
大好きな、伊坂幸太郎さんの「砂漠」を契機にして書かせていただきました。
彼の足元にも及びませんが、読んでいただけたら幸いです。
文字数 32,062
最終更新日 2018.09.25
登録日 2018.09.25
文字数 5,536
最終更新日 2018.09.25
登録日 2018.09.25
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