「えーっと、ごめんね?」
「はい?」
「勇者召喚中に事故っちゃった」
目を覚ましたら変な所にいた。
暗がりの天井に、横にあったのは…牛の顔。
「おおー!
目を覚ましたぞー!!」
えっ?何?何だって?牛が喋ってない?
そんなことを考えていると、一番偉そうな奴が前に出てきた。
「新しき我が同胞よ、魔物としての誇りを持ち、人間共の世界を征服する為に頑張ってくれ」
…………はぁ?!
どうやら私は、魔物に転生してしまったらしい。
しかも男の魔物として!
私、女なんですけど!!
文字数 13,203
最終更新日 2018.12.15
登録日 2018.12.09