華々しい人類文明は突然幕を閉じた。
残ったのは天使の役目を背負った少女一人だけ。彼女が見守る中で、誰もいなくなった世界もやがて朽ち果てるはずだった。
しかし少女が目を覚ますとそこにはまだ世界が健在し、消滅したはずの最愛の友がいた。
どうやらこの世界は先程までいた世界とは根本的に法則が違う言葉通りの”異世界”。
この世界において自分たちは何者なのか。滅んだはずの世界がなぜ違う形で存在しているのか。少女はまた、世界を滅ぼすことになるのか。
彼女たちは”この世界の過去の自分”を頼りに謎を紐解いていく。
文字数 11,782
最終更新日 2021.07.10
登録日 2021.05.05