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青春 連載中 短編
私以外理解できない奇跡とは、はたから見たらそれはもう私がおかしいのと何ら変わらない 彼氏が目覚めなくなってから、とうに半年は過ぎただろうか 毎日の様に病室へ行き、返事の無い君に話しかける日々… 今日、この病室のドアを開ければ、彼は目覚めていて、「おはよう」なんて返してくれて、それを聞いて私は笑って… そんな事が…いつかは…絶対… そして今日も私はそんな期待をしながらドアを開ける ーーーおはよう、今日も来てくれたんだねーーー 何ヶ月も待ちわびた甘い声が…聞こえ…いや、脳内に響く。 私がおかしくなったのか それとも奇跡は起こったのか
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文字数 3,126 最終更新日 2021.07.06 登録日 2021.07.06
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