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あらすじ 「君は天国を信じているか?」 俺――上谷優夜(かみたにゆうや)が初めて恋をした少女――中原夕(なかはらゆう)は、俺にそう問いかけた。 俺はそれになんて答えたんだっけ。そして、聞いてきた彼女自身の答えはなんだったんだっけ―――― 俺は高校生の頃、中原夕とよく一緒に過ごしていた。 その時間の重なりの中で、俺は彼女に恋をした。 でも、それも遠い記憶。 もう、中原夕は隣に居ない。 志田明(しだめい)。 俺が通っている大学で出会った女性の名前だ。 今現在、俺は志田明と毎日のように一緒に酒を飲んでいる。 過去の想い出は大切だが、なら今自分が生きている現在は? 現在は大切だが、なら自分を構成している大切な過去は? …… 俺は選ぶ。 より大切な方を、選ぶ。 過去と現在。 両方の時間から見る、一つの愛に続く二つの恋の話。
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文字数 141,666 最終更新日 2023.02.28 登録日 2023.01.31
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