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『わくわくwack×2フラーグ学院 箱庭編』
量子コンピュータの六基の制御AIへ六尊の菩薩の魂入れ儀式を行なった、スピリチュアルに傾倒している円城寺博士は、オンラインで量子コンピュータを利用出来る組織を立ち上げた。
しかし、オンライン利用希望者は、シミュレーション仮想世界『箱庭』を創って、円城寺博士の審査を受けなければならないという、荒唐無稽な条件が提示される。
夫の研究室でパートとして働く『吉家かるら』は、二次創作が公式に認められている乙女ゲーム『わくわくフラーグ学院』が、『箱庭』の雛形に最適だと思い付く。
わくわくフラーグ学院の生みの親である、ゲームプロデューサー『秀島相一』のSNSに『箱庭』の雛形として使用する報告をしたところ、対面での説明を求められる。吉家かるらが夫の助手の見鷹君と、わくわくフラーグ学院の世界観を取り入れた箱庭の詳細を伝えると、秀島相一はとんでもない要求を突きつけてきた。
吉家かるらにとってわくわくフラーグ学院は、15歳で亡くなった姉と楽しく遊んだ、思い出の乙女ゲームだった。
紆余曲折を経て完成した『箱庭』は、病弱で学校に通えなかった姉への『願い』を込めていた。そして、円城寺博士の審査をクリアしたのだが、箱庭の観察結果発表会を開催する連絡が来てしまい、吉家かるらは頭を抱える。
読み進めて「思てたのと違う」とならない為に、箱庭編のあらすじを掲載しています。異世界とSFファンタジーの落差が大きく、急転します。転生が詳らかになると収束する予定です。よろしくお願いします。
小説家になろうに投稿しています。
文字数 178,439
最終更新日 2025.01.30
登録日 2024.02.21
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