日諸 畔(ひもろ ほとり)

日諸 畔(ひもろ ほとり)

趣味で小説を書き始めました。 オタクの妄想を文章にしているだけですが、お時間あれば見ていってください。 感想やコメント頂けると大変喜びます。
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新月の夜、街には人の存在を喰う荒魂(あらだま)が闊歩する。 怪物に襲われた者は命だけでなく、人々の記憶から記録からも消えてしまう。 消えた人を覚えていられるのは、荒魂を認識できる一部の者たちだけだった。 荒魂を狩る使命を帯びる少女、矢辻 由美(やつじ ゆみ)は目の前で家族を喰われた過去がある。 はっきりとその記憶を残しているのは、荒魂を戦う力を持っているからだ。 これ以上被害者を増やさないため、そして復讐のため彼女は夜の中を駆けていた。 ある時由美は、戦いの中でひとりの少年を救う。 由美と同じように、眼前で家族を失った少年の名は霧崎 哉太(きりさき かなた)。 天涯孤独となったことを自覚できる彼もまた、由美と同じく戦う力を持っていた。 戦うことを決意する哉太は、由美と同じ家に引き取られることとなる。 同時に、由美の通う高校への転校生ともなった。 奇妙な共同生活と激しい戦いの中で、2人は互いに信頼関係を築いていった。 相棒としての感情は、やがて男女のそれに変わっていく。 そして、2人は荒魂の真実と逃れられない運命を知ることとなる。 由美は消えゆく哉太へ向かって叫ぶ。 「運命なんて知らない。私を救った責任は必ず取ってもらうから」 作者:日諸 畔
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小説 192,645 位 / 192,645件 ファンタジー 44,523 位 / 44,523件
文字数 120,809 最終更新日 2023.09.13 登録日 2023.08.27
ある朝、元傭兵リュール・ジガンの傍らに銀髪美少女の姿があった。 彼女は言った「私はリュール様の剣です」と。 その証拠に、長年愛用していた大剣は消え、少女はリュールを強く慕っていた。 可憐な容姿とは裏腹に、人を傷付けることにためらいがない。 それに、リュールしか知らないはずのことを多く知っていた。 少女の話や態度から、リュールは自身の剣であると信じざるを得なかった。 仕方なく、少女を連れ旅は続く。 彼女に心を許しつつあったリュールは、人の姿をした愛剣に人としての名を与えた。 ある夜、リュールは魔獣と呼ばれる獣に襲われる。 絶望的な状況の中、リュールは少女になった大剣の名を呼んだ。 「ブレイダ」と。 その声を受けたブレイダは、光り輝く大剣に変化する。 リュールは彼女を使い、魔獣を切り裂いた。 後に【魔獣狩り】と呼ばれるリュールとブレイダの物語はここから始まった。 ※感想、ご意見お待ちしております。
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文字数 119,312 最終更新日 2022.06.17 登録日 2022.04.28
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