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青春中毒者の高瀬一颯は今日から高校二年生になった。 高校1年にあった初々しさはもう見る影もなく、高校三年という最年長の責任も無い、彼は自由で大いに青春を謳歌していた。たまの事件だってなんてことの無いひとつまみのスパイスで、それもまた青春と笑って流せるヤバいやつ。 そんな彼の元にの「私困ってます!」と嬉しそうに笑う少女が1人。 いつも通りの日常でいつも通りのスパイス。この出会いは、なんてことない青春のはずだった。……そのはずだった。 僕らは春を求める。 その青に目を背けながら。
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文字数 2,644 最終更新日 2024.04.14 登録日 2024.04.14
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