みたらしいちご

みたらしいちご

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俺、春風未来(はるかぜみらい)は、アウレリウス魔術師養成学校に入学し、妹の学費のために、成績優秀者になり助成金をもらおうと考えていた。 そこは、魔法での戦いで勝利し、序列を上げることが最も評価される基準となっていた。 しかし、その入学試験で思いもよらないことを告げられる。 「あなたは、肉体強化魔術しか使えません。はっきり言って才能は有りません。」 だが俺は諦めない。 妹のため、送り出してくれた家族のため、何より、才能を言い訳にして負けるなんて許せるはずもなかった。 「分かりました。才能がないのは認めましょう。ですが才能がないからって弱いとは限らないですよ。どこまでやれるか見せてあげますよ。」 「なら証明してみなさい。この学園は強さこそ全てです。戦いに勝利したものが崇め奉られる世界なのです。戦いに勝利し続けなさい。そして学内一位の座を掴んで見せなさい。そうすればだれからも認められる魔術師と認められるでしょう。」 これは、俺が最強の魔術師になるためのストーリー。 時に笑い、時に泣き、時に意地を張る。そして俺は全てを手に入れるんだ。 才能なんてただのレッテルだ。 戦え。 俺が俺であると証明するために。
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登録日 2020.12.29
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