僕は天井 杉它《あまい すぎた》
貧乏暮しだった…17歳
妹はちょうど今年で13歳になった。
僕の日常は何故か妹が誕生日プレゼントにロバをねだった事から変わりだした。
ロバが ”うんち” じゃなくて金を産める
特殊なロバだったからだ。
底から立ち上がり、幸せ間違いなしで引越したし、私立へ転校、人生薔薇色…のはずだった。
僕が転向した元女子校の私立浪漫巣《ろうまんす》学園で僕は僕ら以上に裕福にして、僕ら以上に不幸な少女達に出会う事になる事を転入当時の僕はまだ知らない。
文字数 1,965
最終更新日 2024.06.04
登録日 2024.06.04