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─────あの星の下でまた、会おう。 最後に彼が言ったその言葉にただ頷いた事を、 今では──── 後悔している。 高校三年生の夏、大翔と夏葵は不思議な体験をする。 修学旅行でタイへと向かう飛行機で事故が起きた。 乗客・乗員のほとんどが行方不明となる中、大翔と夏葵の二人だけは無事だった。 乗っていたクラスメートや乗員どころか、飛行機本体すら発見されない。 難航する警察の捜索作業と、突如クラスメートが消えた事態に夏葵は完全に滅入ってしまう。 ところが、大翔にある異変が。 彼は祈りを捧げる事で、事故が起きなかった平行世界───パラレルワールドへ行くことが出来るようになったのだ。 大翔と夏葵は一連の事件を謎を明かすべく、秘密裏にパラレルワールドと今の世界を行き来する。 しかし二人はまだ知らなかった。 パラレルワールドと今の世界を行き来する事の代償を。 事件が解決へと向かう中、恐ろしい代償が二人に襲いかかる! ────あの星の下でまた会おう。 その言葉を最後に、彼は消えてしまった。 大翔が消えてしまった今、事件の真相を探れるのは夏葵しかいない。 彼女は立ち上がった。
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文字数 766 最終更新日 2019.08.02 登録日 2019.08.02
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