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15巻

15-3

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「アレン、エレナ、何に使うんだよ!」
「なにかにつかえるかも!」
「だから、もらっておくの!」
「……」

 使う目的は特にないようだ。
 良かった~。麻痺毒を使う予定があったらどうしようかと思ったよ。

『シュ~』
「「いいの? やったー!」」
「……会話的に、キルティが『いいよ』とでも言ったかな?」
「「あたり!」」

 子供達の要求をキルティがまた快く了承したみたいだ。
 ヘルスネイク……直訳すると〝地獄蛇じごくへび〟なんて怖そうな名前の魔物だが、性格はとても穏やかだよな~。

「「おにぃちゃん、おにぃちゃん」」
「いれもの!」
「ちょうだい!」
「今? えっと……これでいいか?」
「「うん!」」

 僕は《無限収納インベントリ》から空瓶からびんを取り出して渡すと、子供達は早速とばかりにキルティの元へと向かった。

「「アーヤさん、いい?」」
「あ、ああ、キルティが了承しているから、いいぞ」
「「ありがとう!」」

 子供達はしっかりとアーヤさんにも許可を取ると、キルティの口の前に瓶の口を向ける。
 すると、キルティは口を開けて牙から液体を垂らした。

「「はい、おにぃちゃん、もらったよ~」」
「あ、うん、ありがとう」

 とてもにこやかな笑顔で麻痺毒入りの瓶を差し出してくる。
 これ……どうするかな~。


「マイラさん、これ、分析ぶんせきに使いますか?」
「それはキルティがあなた達に差し上げたものですから、タクミさんが活用してくださいな」
「じゃあ、ありがたく。――キルティ、ありがとう」
『シュ~』

 時間経過のない《無限収納インベントリ》の中に入れておけば、麻痺毒が無効化されることは確実にないだろうから、いざという時はちゃんと使えるだろう。
 まあ、少量だけ別に分けて、《無限収納インベントリ》外に保管して、時間経過でどうなるかの確認はしておいたほうがいいかな?

「じゃあ、キルティの毒の活用方法については、とりあえず今は置いておいて……次はどうします? 受けた依頼分の採取は終わっていますしね」
「さすがに帰るにはまだ早いから、もう少し回りたいな。可能ならば、また私達の戦闘を見て助言をもらいたい」
「それは……」
「駄目か?」
「駄目というか、僕自身があまり戦闘に詳しくないので、これ以上の助言ができるかどうか怪しいんですよね~。それに下手なことを言って、悪影響を与えるのも怖いですし……」

 僕は戦闘に対しては本当に素人しろうとだからな。下手なことを言って、『ソレイユ』パーティのバランスが崩れてしまったら大変だ。

「助言については、気づくことがあればでいい。その助言についても、しは自分達でしっかりと判断するとちかう」
「まあ、それなら……」

 アーヤさんに懇願こんがんするように言われると、嫌だとは言えない。

「アレンとエレナもそれでいい?」
「「うん!」」
「アレンもきづいたこという!」
「エレナもみつける!」

 アレンとエレナも『ソレイユ』の戦い方を観察する気満々のようだ。
 というわけで、僕達はその後、薬草をせっせと採取しつつ、数度『ソレイユ』の戦闘を見学した。

「どうだった?」
「そうですね~」
「「んとね~」」

 戦闘後はその都度、僕達に意見が求められる。

「問題なかったですよ」
「「うんうん、もんだいないない!」」

 それから後の戦闘でも、僕は細かい点だがいくつか指摘し、とりあえず無駄な行動を減らせるようにアドバイスした。
 だが、逆に僕達も〝パーティ戦〟というものをたっぷりと勉強できた。

「さて、そろそろ終わりかな?」
「そうですね、そろそろ戻らないといけませんわね」

 日が暮れる前に街に帰りたいので、今回の散策は終了だ。

「アレン、エレナ、帰るよ~」
「「えぇ~、まだあそびた~い」」
「こらこら、依頼は遊びじゃないよ。仕事はちゃんと報告するところまでしないと駄目だろう」
「「うぅ~、わかった~」」

 子供達は名残惜なごりおしそうにしていたが、僕達は冒険者ギルドに戻って依頼の報告をした。
 そして、『ソレイユ』の皆さんと打ち上げと称した食事会を楽しんでから、別れを告げたのだった。





 第二章 新しい家族を迎えよう。


 今日、僕達は城に来ていた。
 何故かというと……先日のアレンとエレナの誕生日に、プレゼントとして馬の目録を王家から送られたので、それについて話をするためだ。
 実は一度、さすがに馬は貰えない……と手紙で丁寧に断りの返事を出した。
 だが、王家のほうが納得しなかったのだ。
 とりあえず、馬達を見においでと誘われ、子供達の目がキラキラと輝いたため、〝遊ぶだけ〟と言い聞かせて馬を見に来たわけである。

厩舎きゅうしゃはあそこだ」
「おうまさん」
「いっぱいいるの?」
「たくさんいるぞ~」

 案内役はガディア国の第三王子であるアルフィード様――アル様がしてくれている。

『グルルルッ』
「「ん?」」
「えっ!?」

 厩舎に向かって歩いていると突然、目の前にグリフォンが降り立ってきた。

「「うわ~! げんきだった?」」
『グルッ!』

 アレンとエレナが当たり前のように再会の挨拶をすると、グリフォンが嬉しそうに二人にすり寄る。
 えっと……個体の見分けはつかないが、クレタ国で会ったことのあるグリフォンなのかな?

「タクミ!」
「うわっ、クラウド様っ!?」

 しかも、クレタ国の王子であるクラウド様までいた!
 もしかしなくても……馬を見せると言うのは建前で、クラウド様達に会わせることが目的だったのかな? アル様、おかしそうに笑っているし!

「何でガディア国にいるんですか!?」
「タクミに届けものがあったからな。わざわざ来てやったぞ。感謝しろよ」
「届けものですか?」
「ああ。ほら、そっちだ。あそこを見てみろ」
『クルッ』

 クラウド様が示す方向を見てみると、そこに小さなグリフォンがいた。

「この子、もしかして!?」
「タクミに渡そうとしていた卵から生まれたグリフォンだな。ちなみに、子供達にすり寄っているのは、こいつの親だな」

 僕の予想通り、卵から生まれたグリフォンだった。
 子グリフォンの大きさは、親グリフォンの三分の一くらいまで育っていた。

「大きくなったな~」

 まあ、生まれたところを見たわけではないが、卵の大きさから考えれば大きくなっているだろう。

「初めまして。僕はタクミ」
『クルッ』

 視線を合わせて挨拶をすると、子グリフォンも挨拶するように頭を下げてくれる。
 そして、ちょっとずつ近づいてきてくれるので、僕は手を差し出してみる。
 すると、さらに近づいてきて僕の手のひらに頭をすり寄せてくれるではないか!

「いや~、可愛いな~」
「さすが、タクミだな。もう懐いたか」

 わしゃわしゃと子グリフォンを撫でていると、クラウド様が呆れたような顔をする。

「いやいや、この子が人懐っこいんでしょう?」
「そんなわけあるか! そいつを初見で撫でまわせる人間はいないぞ!」
「そんな、まさか~。こんなに懐っこいのに?」

 クルクル……とのどを鳴らすようにすり寄ってくる子が、気難しい子だなんて信じられない。

「言っておくが、俺はまだ一度も触らせてもらったことはない!」
「そうなんですか? ――なあ、クラウド様も君に触りたいって、嫌かい?」
「タクミ、私も! 私も触りたい!」
「はいはい、あそこにいるアル様は僕の友人なんだ。彼も触りたいって。どうだい?」
『クー……クルル』

 子グリフォンは頭の良い子のようで、僕の言葉をしっかりと理解している。
 僕の頼みを検討するように僕とクラウド様、アル様の顔を順番に見比べていって、最終的には了承するように頷いてくれた。

「クラウド様、アル様、撫でても良いそうですよ」
「本当にタクミは規格外だよな~」
「それは私も思います」

 せっかく子グリフォンに頼んだのに、アル様とクラウド様がからかいの目を向けてくるので、僕は少しだけにらんで見せる。

「二人とも、触りたくなかったですか?」
「触りたいよ! ありがたく触らせてもらうよ!」
「そうだぞ、タクミ。今さら、取り消しは止めてくれよ」

 少し慌てるクラウド様とアル様だが、子グリフォンに近づいてくる時はとても慎重しんちょうに、かつ静かな動きだ。

「いいか?」
「私もお願いします」
『クルッ』

 そして、二人は子グリフォンにしっかりと許可を得てからそっと触る。

「おぉ~、意外とふわふわな毛並みだな~」
「そうですよね!」
『クルルルル~』

 クラウド様が首筋を、アル様が背を撫でると、子グリフォンは気持ち良さそうに鳴く。

「あれ? そういえば、子供達がいない? ――アレン!? エレナ!? どこだー!?」

 子グリフォンに夢中になりすぎていて、気づいたら親グリフォンとたわむれていた子供達の姿が消えていた。
 僕は慌てて二人を呼んでみる。

「「おにぃちゃ~ん!」」
「ん?」
「「うえ、うえ!」」

 すると、頭上から楽しげな子供達の声が聞こえてきた。

「……そういうことか」

 子供達は親グリフォンの背に乗り、空を飛んでいたのだ。

「落ちるなよ~」
「「はーい」」

 さすがに夢中になりすぎたと思い、子グリフォンを撫でるのを止める。

『クルッ』
「ん? 何だ?」
『クルルッ』
「もっと、ってか?」
『クルッ!』

 すると、子グリフォンがもっと撫でろと身体をすりつけてきた。

「ははは~、本当に可愛い子だな~」
『クル~』
「アレンも~」
「エレナも~」

 いつの間にか空から降りてきていた子供達が、自分達も交ぜろと飛びついてくる。

『グルルッ』

 しかも、親グリフォンまでもが交ざってくる。

「ちょっ! バラバラに押すなよ!」

 前には子グリフォン、左右にはアレンとエレナ、後ろは親グリフォンがいて、次々とぐりぐりと身体を押しつけてくるため、バランスを崩して倒れそうになる。

「うわっ!」

 そこでトドメとばかりに親グリフォンに引っ張られ、僕は呆気なく倒れるように座り込んでしまう。すると、背もたれになるように親グリフォンが座り、懐のほうに子供達が飛び込んでくる。

「もぉ~」
「「えへへ~」」
『クルルル~』

 アレンとエレナ、子グリフォンが似たような表情をしているような気がする。

『グルッ、グルル』
「ん?」
『グルル~』
「ん~?」

 親グリフォンが何かを訴えてくるが、さすがに言葉がわからないので詳しい内容までは把握できなかった。

「えっと……?」
「子供との相性はどうか聞きたいんじゃないのか? 子供をタクミの従魔にしたいっていう話だったわけだしな」

 僕が首を傾げていると、クラウド様から予想の指摘が入った。

『グルッ!』
「おお、正解か?」
『グルルッ』

 しかも、それで正解だったようだ。

「俺はかなり相性が良いように見えるな」
「私もそう思う」
「そうですか? 懐いてくれているようだし、悪くはないと思いますけど……この子を従魔にって、本気なのか?」
『グルルッ!』
『クルッ!』

 従魔について聞くと、グリフォン親子にそろって頷かれた。

「タクミ、グリフォン達は本気のようだな~」
「やっぱりタクミは、たらしだな~」

 クラウド様とアル様が、にやにやと笑いながらからかってくるが……二人のことは少し放っておこう。

「「わ~い。かぞくになる~」」

 アレンとエレナは、大喜びして子グリフォンに抱き着いている。

「……本当にいいのか?」
『グルッ』
『クルッ』

 グリフォン達の決意は固そうだったので、僕は子グリフォンを従魔として受け入れることにした。

「わかった。じゃあ、契約しようか。こっちにおいで」
『クルルッ』

 僕は子グリフォンを連れて、みんなから少し離れる。
 そして、【やみ魔法】の契約の魔法陣を展開させた。
 すると、子グリフォンは抵抗することなく契約を受け入れる。

「これでおまえもうちの子だ! これからよろしくな」
『クルッ!』

 契約が終わると、子グリフォンは嬉しそうに身体をすり寄せてくる。
 こんなに懐かれると、悪い気はしない。

「「おにぃちゃん、なまえはー?」」
「あ、そうか。そうだな」

 子供達に尋ねられて、子グリフォンに名前をつける必要があることに気がつく。

「えっと、君はおすかな?」
『クルッ』

 子グリフォン自身に雌雄しゆうを尋ねると、〝雄〟という言葉に元気よく鳴いた。かしこいよな~。

「じゃあ、そうだな~……ラジアン。ラジアンっていうのはどうだ?」
『クルルッ!』

 どうやら気に入ってくれたようなので、子グリフォンの名前はラジアンに決定だ。
 ついでにステータスを確認してみると、名前も契約のこともしっかりと表示されていた。


【名 前】ラジアン
【種 族】グリフォン[タクミの契約獣]
【年 齢】0
【レベル】2
【スキル】風魔法 飛翔ひしょう 嘴撃しげき 暗視



 まだ一歳になっていないので、レベルが低いのは当たり前だが、これから一緒に旅をするのなら多少はレベル上げをする必要があるかな?
 あとは、【念話】スキル取得が目標だな。

「さて、これで僕の従魔にはなったが、もう少し今まで通り親子で過ごしても問題ないぞ? どうする?」
『グルッ!』
『クルッ!』

 従魔契約は終了したが、子グリフォンはまだまだ小さい。
 それを考えて親のもとで過ごしても構わないと伝えたのだが、親子揃って嫌だと言わんばかりに首を横に振られてしまった。

「え、一緒に過ごさなくていいの!?」
『グルッ!』
『クルッ!』

 今度は二匹揃ってはっきりと頷いていた。

「そうか。わかった。――というわけなので、クラウド様、子供のほうは今日から僕が引き取っていっても問題ないですか? それとも、クラウド様が帰国する時に引き取りに来ればいいですか?」
「親が良いって言うんだから、今日から連れて行って問題ないぞ。ここで反対しようものならグリフォン達から怒られそうだしな」
「ははっ、怒られるはずないじゃないですか~」
「いいや、きっと怒られる。まあ、反対する気もないけどな!」

 クラウド様の許可も得たので、ラジアンは今日から一緒だ。

「「おにぃちゃん、おにぃちゃん!」」
「ん? どうしたんだ?」
「ジュールたち!」
「しょうかいしよう!」
「あ、そうだね」

 ラジアンに家族を紹介するためにジュール達を呼び出す。

《あれ~? ここはどこ?》
《今日は街の外じゃないのね》

 ジュールとフィートは、呼び出された場所がいつもと違うと首を傾げていた。
 まあ、いつもはルーウェン邸か街の外で呼び出すことがほとんどだからな。

「ここはお城の厩舎だよ。新しく家族になった子がいるから紹介するよ。グリフォンの子供で、名前はラジアンだ。――ラジアン、みんなは君のお兄さん、お姉さんになる子達だ。仲良くしてな」
『クルッ』
《おぉー! オレ、仲良くする! あ、オレはベクトルだよ!》
《弟だね! よろしく。ボクはジュール》
《フィートよ。よろしくね》
《ぼくはボルトです》
《わたしはマイルなの!》

 ジュール達はそれぞれラジアンに自己紹介をしていく。

「んなっ! なっ! はぁ!?」

 ジュール達の和やかな様子を見ていると、クラウド様が言葉にならない声を出しながら、僕の肩をつかんできた。

「あ、クラウド様は初めてでしたね。僕が契約している従魔達です」

 そういえば、アル様はルーウェン邸で行われた子供達の誕生日パーティなどで会ったことがあるが、クラウド様にはまだ会わせたことはなかったな~。

「タクミ! 聞いていない!」
「言い忘れていました?」
「いやいやいや! 言い忘れてたで済む話じゃないぞ! 凄い種族の従魔ばかりじゃないか!」
「運が良いことに、家族になってくれました」
「だから、それで済む話じゃないよな!?」

 クラウド様がジュール達を順番に見ながら、追及してくる。

「クラウド殿、タクミのやることにいちいち驚いていると、疲れますよ。クリスタルエルクの件ももう伝わっていますよね?」
「あ、それもありましたね! ――タクミ、本当に何をやっているんだ!?」
「え、本当に各国に僕の名前を出してクリスタルエルクの角を分配したんですか?」
「そうだぞ。押しつける形になったが、どの国も喜んで受け取ったって話だ。そのうち続々と報酬ほうしゅうが届くんじゃないかな?」
「あ、うちの分は直接渡そうと思って、俺がいろいろと持ってきたぞ。後で選んでくれ」

 クリスタルエルクの角の報酬は各国に任せると、ガディア国の国王のトリスタン様は言っていたが……本当に実行したようだ。
 ……じゃあ、本当に各国から報酬が届く可能性があるのか。

「どこかの国の宝物庫にマジックリングがあるといいな」
「残念ながら、うちの国にはなかったんだよな~」

 僕の呟きにクラウド様がそう答えたので、思わずアル様のほうを見る。

「え、それも伝えてあるんですか?」
「もちろん。いらないものを貰っても仕方がないだろう? とはいっても、良さげな魔道具がなかった場合はお金が届くだろうな」
「……ははは~」

 抜かりがない感じである。さすが王族ってところかな?

「さて、暖かくなってきたと言っても、まだまだ風は冷たい。クラウド殿、そろそろ中に入ってお茶にしましょうか」
「アルフィード殿、今は公の場でもないし、お互いに今後はタクミに話すような言葉にしませんか? いや、しよう」
「そうですね。是非、お願いします」
「決まりだな。タクミもまだ時間は大丈夫だな?」
「はい、大丈夫です」

 今日は晴れているので多少は暖かいが、まだ春になったばかりなのでまだまだ肌寒い。なので、僕達は室内に移動することにした。だが――

「「ねぇ、おうまさんはー?」」
「「「……あっ!」」」

 子供達の一言に、僕、アル様、クラウド様は思わず声を上げてしまった。
 というわけで、お茶の前に僕達は今日来た目的であった馬を見に行き、少しの間だが子供達は馬達と戯れたのだった。


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