知性をゼロにした作者の末路小説一覧
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同僚にミスを押しつけられ、上司から叱責を受けたハシモトは、募らせた鬱憤を爆発させ、会社をとび出し――気付けばフクイ県にまで来てしまっていた。
悔悟の念に苛まれるハシモトだったが、フクイの恐竜のオブジェーーその精巧な造形に魅せられて一転、観光を楽しもうと決意する。
「ゲリャ?」
ところが、その恐竜のオブジェは、本物の恐竜だった!
襲われるハシモト!
わけも分からぬまま、死を覚悟したその時――!
「おい、大丈夫か?」
彼は一人の男に命を救われるのだった。
それがアサクラとの出会いだった。
そして、食事をすることになったふたりは、訪れた飲食店で事件に巻き込まれる。
カニエキスの力でカニ人間へとパンプアップする恐るべき暴力集団〈クラブラザーズ〉の襲撃現場に居合わせてしまったのだ!
もはや暢気に観光を楽しんでいる場合ではない!
〈クラブラザーズ〉から逃れるべく、ハシモトとアサクラはフクイの地を彷徨し始める!
恐竜が闊歩し!
メガネが人々を洗脳し!
カニ人間が猛威をふるうこの地で!
ふたりは生き残ることができるのか――!
※本作に、福井県を貶める意図はありません。
文字数 182,665
最終更新日 2020.08.08
登録日 2020.07.15
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