薄幸女主人公小説一覧
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社会人女性が異世界転をさせる側になって働きながら、好きな人のいる転生元の世界に戻ろうとする物語。
主人公、上田麻耶(うえだまや)は23歳の女性で、IT系の派遣社員。
地味で、大人しく気弱な性格で、家族のことでは悩みを抱えている。
仕事がバリバリできるタイプでもなければ、プライベートの人間関係が充実しているわけでもない。
それでも社会人4年目になり、ある程度仕事をこなせるようになっていた。
それに2年前からは空手の道場に通っており、師の如月志津子のことを尊敬している。
そして孫の如月海斗に対して、密かに好意を抱いている。
仕事をしながら道場に通って稽古をする日々は充実していた。
ところが、その生活は派遣先の理不尽な上司によって危機を迎えていた。
しかもそのことが原因となって気を失ってしまう。
目覚めると、そこはエルフや竜人が暮らす異世界の入口だった。
麻耶は、自分が異世界転生者となってしまったことを告げられた。
そして異世界転生を取り仕切る『異世界転生執行官』が、麻耶の異世界転生の手続きを進めようとする。
だがその途中で、ある事件が起きる。
結果的に麻耶は、異世界転生執行官の替え玉となり、異世界転生に関する仕事を行うことを余儀なくされた。
麻耶は異世界転生執行官に成りすましながら、海斗のいる転生元の世界に戻る機会をうかがうことにした。
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転生前の「第一章 元の世界編」では働く女性の生きづらさのようなものをやや長めに書いていますが、
転生後は、ほっこりした物語にしたいと思っています。
じっくり見守っていただけるとありがたいです。
※1タイトルは調整中です。
※2作中に登場する空手技の有効性、用いた結果についての責任は負いかねます。
文字数 28,075
最終更新日 2024.08.07
登録日 2024.08.04
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