ちょっぴりざまぁ/ざまあ小説一覧

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定食屋の娘であるが、手首を包丁で切ってしまったことがトラウマとなり料理ができなくなったことで、 夢だった実家を継ぐことを諦めた木原希美。 彼女はそれでも飲食業に関わることを諦められず、 飲食店経営会社の事務職として勤めていた。 そんなある日、希美が配属されることとなったのは新しく立ち上げられた『店舗円滑化推進部』。 その建前は、店舗と本部の交流を円滑にしたり、本部の部署同士の交流を活性化したりするという、実に立派な物だった。 くわえて会社では初の試みとなる本部直営店舗のオープンも、主担当として任されることになっていた。 飲食店を盛り上げたい、ごはん・料理大好きな希美はこれを大いに喜んでいた。 ……しかし配属されてみたら、そこは社内のお荷物ばかりが集められたお飾り部署だった! 部長や課長は、仕事に対してまったく前向きではない。 年の近い先輩である鴨志田も、容姿端麗なイケメンで女子社員からの人気こそ集めていたが…… 彼はとにかくやる気がなかった。 仕事はできるが、サボり魔だったのだ。 だが、劣悪な環境でも希美はあきらめない。 店舗のため、その先にいるお客様のため、奮闘する。 そんな希美の姿に影響を受け、また気に入ったことで、 次第に鴨志田が力を貸してくれるようになって――――? やがて希美の料理への熱い思いは、 お店に携わるさまざまな人間の思いを引き出し、動かしていく。 その過程で二人の仲も徐々に深まっていくのであった。 料理は厨房だけでするものじゃない。 お店で料理が提供されるまでの過程を描いたドラマ。関西弁も随所で発揮?
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文字数 107,187 最終更新日 2023.01.29 登録日 2022.12.31
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