降りつもる小説一覧

1
全てのものが時を刻む  キラキラとした砂のようなものが、いくつも幾つも、細い糸を作るかのように、空から降る場所に僕は居た。  さらさらと落ちてくるそれを、そっと両手で受け止め、手の中に降り積るのを、ただ見つめていると、突然、一人の男に呼び止められる。  自身のことをセンパイだと言うその男について行くと、その男に、砂を集めるように指示を出された。  なぜ僕は砂を集めなければならないのか?    そんな疑問を抱きつつ、この世界での僕の仕事が突如として始まった。
24h.ポイント 0pt
小説 194,126 位 / 194,126件 ライト文芸 7,631 位 / 7,631件
文字数 8,215 最終更新日 2022.03.30 登録日 2022.03.23
1