雨小説一覧
冷たい雨は永遠にやむことがない。
灰色の空が続き、水浸しのこの世界は、陸地を減らし、植物を枯らし、動物を溺れさせた。
なんとか生き残る主人公リュカは、夫を亡くしたばかりの妊婦ゾーイと出会った。
そしてリュカとゾーイは協力して生きていくこととなる。
食欲のままに生きていたリュカであるが、ゾーイを信頼していくなかで両親が話してくれた雨が降る前の世界について語った。
リュカは雨が降る前の素敵な世界を「見てみたいな」と呟く。
ゾーイはそれを聞いて、リュカの素敵な夢の手伝いをすると申し出た。
これはリュカとゾーイが、青い空を、白い雲を、鮮やかに咲く花を、水平線を、そして雨の降らない世界を見るための、長くも短い旅のお話。
文字数 26,187
最終更新日 2019.08.23
登録日 2019.05.31
文字数 1,877
最終更新日 2019.08.20
登録日 2019.08.19
彼女が死んだのは、雨の日だった。俺ら彼女を待ち続けている。会えるはずのない彼女を――。だが、俺たちは導かれた。そして、俺たちは会うことができた。最後のひと時、束の間の時間。それを与えられた。未来の俺と過去の彼女。未来の俺と未来の彼女。過去に未来を託せば、未来の俺たちは救われる。そう信じたい。
文字数 14,809
最終更新日 2019.08.01
登録日 2019.07.29
自分の名前がコンプレックスな真田雨季。ある日その名前を買い取ろうと言う不思議な男と出会い……。
文字数 4,781
最終更新日 2019.06.14
登録日 2019.06.14
6月6日のメトロポリスは雨だった……。
全てを失った青年と全てを持っている少女。
青年は少女を襲うことにした……。
文字数 1,212
最終更新日 2019.06.10
登録日 2019.06.09
動物アレルギーである、〝僕〟。
しかし、なぜか犬猫(ワンニャン)に好かれてしまう男。
そんな男のところへ三毛猫がやってくる。
しかも。
その猫は、オス。
オスは幸運のシンボルとされていることもあって、男は幸運の鍵のように猫を大切に扱うようになっていく。
でも毎日はからわず、散々で。
アルバイトしていた会社が倒産したり、
恋人の家族トラブルに巻き込まれたり、
恋人にフラれる寸前だったり。
目先の苦悩とさらに先の幸運を天秤にかけ、幸運のほうへと気持ちが傾いた男の、アレルギーと闘う命がけの日々がはじまる。
文字数 34,383
最終更新日 2019.02.16
登録日 2018.12.25
雨が降り注ぐ街の中、迷子の彼は、自分の声が誰にも届くことなく、誰も自身の存在に気づいてはくれない。
そう思っていたーー
文字数 7,941
最終更新日 2018.11.01
登録日 2018.10.17
文字数 8,150
最終更新日 2018.09.30
登録日 2018.09.23
公園へバドミントンへ行く恋人。途中雨が降りだしてきて…
ジャンル:恋愛
所要時間:5分前後
男性一人
※効果音多め、最後はアドリブでお任せになります。
◆こちらは声劇用台本になります。
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・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します)
・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。
その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。
文字数 929
最終更新日 2018.09.11
登録日 2018.09.11
雨
雨が降ると人々は嫌そうに眉をひそめる。
でもライラは雨が降ると笑顔になる。
雨が降れば、あの子に会える。
雨が降っているときだけ、あの子がいる。
文字数 750
最終更新日 2018.08.21
登録日 2018.08.21
飛鳥の家は古い温泉宿である。その宿の一角には、白狐を奉っている祠がある。
飛鳥は、子供の頃から、他の人には見ることができない白狐のハクアと共に、過ごしてきた。
雨模様が続くある夏 、飛鳥の家に従兄の泳魚がやってくる。その従兄もまた、ハクアの姿を見ることができた。
飛鳥と泳魚は短い夏の日を過ごす。
龍が住むと伝えられる滝を見に行ったり、神社で行われる祭りへ行ったり、蛍を見に行ったり、本来ならば、何の変哲もない日常の出来事のはずであった。
湿った空気の匂いが漂う夏の盆。夢と現の挟間にある時期。その日常の風景は、非日常の一雫に揺らいでいた。
文字数 33,569
最終更新日 2018.01.01
登録日 2017.12.08
昔書いていた物を発掘したので、加筆訂正してもう一度書こうと始めました。
基本一話完結で、気軽に読めるように書いた物です。内容はシリアスですが。
東啓司(あずまけいし)の心には、水が無い。
峰岸貴巳(みねぎしたかみ)の心には、雨が降り続いている。
水を欲する啓司と、水が有り余っている貴巳は、会った瞬間から惹かれあった。 大学のサークルの勧誘をしていた啓司と、誘われてそのサークルにやって来た貴巳の二人が、ゆっくりとお互いを癒し合いながら生活していく話。
テーマは雨。
R15くらい。リバ表現有り。
①~④までは大学時代だったり社会人だったり。
思い出の場所……大学時代の話
今を生きる……社会人になってからの話(書き下ろし)
一部サイトにも掲載
ムーンライトノベルズ・blove・カクヨムにも投稿
文字数 25,054
最終更新日 2017.07.10
登録日 2017.07.01
昔むかしの名もないような村。
ただそこに雨が降らなかった。
それだけの、本当にそれだけのお話。
____彼女の唄は雨になる‥‥
一応これで完結ですが、もしかしたら続編を載せるかも知れません。
文字数 2,880
最終更新日 2016.10.30
登録日 2016.10.30