中華ファンタジー小説一覧
【本編完結しました】
唐突な口づけが解かれ、
「確かに我の『つがい』のようだ。そなた、我の妻になれ」
なにを言われたのか、どうしてそうなるのかわからず、少女は意識を手放した。(20話より)
3年前、赤い髪の少女が帰国の船が難破し海沿いの村に流れ着いた。
養父母に恵まれ、この3年ほそぼそと暮らしてきた少女にある知らせが届く。それは四神の花嫁が降臨したというもの。しかもその花嫁は少女のように赤い髪をしているという。
来年成人する少女は、このまま村にいたら誰かに嫁がなければいけない。赤い髪をした花嫁が同国人ではないかという一縷の希望を持ち、少女は王都へ旅立つ。
そして四神の眷属の一人である紅夏と出会って―
最初のうちはシリアステイストですが、後半は甘甘らぶらぶぼんばー。。。になってるかな?(何
らぶらぶハッピーエンド保証。
「異世界で四神と結婚しろと言われました」関連作品ですが、単体で読めるように書いています。
R18は保険です。直接描写はそうないのでR15ぐらいかなーと。
小説家になろうより改稿しての再掲です。(なろうでは完結済)
文字数 278,305
最終更新日 2018.05.03
登録日 2018.01.26
王師(おうし)将軍の?綺(しょうき)によって、羽山(うざん)の山崩れから助けだされた奎羅(けいら)。
記憶がない奎羅は今、?綺の邸に居候中。
変人の?綺に振りまわされながら、街の書肆(ほんや)で働いている。
?綺の妹でありながら寒門(かんもん)であるがゆえに貧乏な姫・峯華(ほうか)は、父付きの薬師である羽葉(うよう)が好き。彼女に誘われて奎羅は卜筮(うらない)に出かけることに。
ところが宿にいた巫祝(ふしゅく)・礼寿(れいじゅ)に、どういうわけか付きまとわれはじめる。
そんな奎羅の様子に男の勘を働かせた?綺は、州師(しゅうし)副将軍の弼戈(ひつか)に彼女の身辺を探るよう依頼を。
その結果、奎羅と礼寿が日に日に親しくなっていることを知り大慌て。しかも礼寿が特別な家柄である戎(じゅう)家の出身ではないかと勘繰るようになる。
そんな折、父である董(とう)家当主・彪之(ひょうし)に呼ばれた?綺。
百年の昔、武王によって滅ぼされた麗(れい)家の姫に董家の宝・真珠の首飾りを贈り、董家の姫の替身(みがわり)として厲鬼(れいき)に差し出したことを聞かされる。
ちょうどその頃、羽葉によってさらわれてしまう峯華。
羽葉に脅された奎羅は、彼が鬼(き)ではないかと直感し、見鬼(けんき)の能力をもつ礼寿のもとへと走る。
紫媚(しび)と抱き合っている礼寿を目撃した奎羅は、自分の想いを自覚しつつ、峯華がさらわれたことを彼に相談する。
そこで礼寿は、奎羅とは記憶を失う前からの知り合いであったと告白するが――――
文字数 105,490
最終更新日 2018.02.05
登録日 2018.02.05