ぎりぎり富裕層にランクインするかもしれない一般家庭で、妻と娘に「パパ、お庭がある一軒家に住みたい」と言われ、夫は一家の夢をかなえるために田園調布付近に豪邸を作った。しかし、世間に疎くお金に疎い夫は、内装費用を忘れていたり、設計事務所の設計費は建築費用と一緒になっていると、建売住居の気になっていた。そのことから一気に住宅ローンが膨れ上がった。一家は、新築の家に住みながら、ない知恵を絞って何とか倹約していこうとする。節約・倹約を通じて、家庭内の絆は強くなり、ユーモアのセンスが磨かれていく。彼らは、一生、住宅ローンに追われるが、人生楽あれば苦ありと学ぶようになる。