現代文学 ギャンブル小説一覧

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24万円を稼ぐのに、毎月2日の休みと、お金を数えるだけの時間が流れている。手取りは異なる。
雑費など色々と引いて、18万円が手取りとなる。もう少し稼ぐと25日働いて、休み返上で働く。
労働はお金の流れを伺うのではなくて、現地へ赴いて、力仕事をすることになる。
中卒でも働ける場所はあるのだ。いや、あったといった方が正確か。
今は高卒以上が増加してしまった。日本は特に学業におもきを置く国である。
学校でのお勉強は、自分のこれからを考えられる場面であり、能力を活き活きとさせる。
勿論、学業などが嫌いなわたしは、異なった人間と言えるであろうか。
人と人の交流には興味があった。エロだけでなくて、コンビニでせこく、稼ぐお給料安い。
新宿には高層ビルが立ち並び、ビジネスホテルも多い。
目黒や品川まで足を伸ばす。池袋であれば、飯能まで足を伸ばしてみた。
お金とは降っては来ない。足で稼ぐ他はない。
わたしが、勉強をせずに、池袋に根を下ろしたのには、三つのポイントがある。
山手線が使える。ほか地方でも、足さえ時間をとれば金は稼ぎ放題だということだからである。
月給30万円を稼ぐのも訳は無かった。
50万円、店長候補とかをアルバイト誌が求めていた時代である。
疲れれば、疲労が溜まりました。休みましょうかとなる。
アルバイトの派遣社員のよいところは、自由があるところであろう。
しかし逆を返せば、歩けなくなれば文無しに即降下となる。
其処でギャンブルを取り入れたのである。パチンコ、目押し、ドラム回し。
当時はエヴァンゲリオンにて儲けていた。覚醒などもそうである。
これで日給は倍増した。人生はギャンブルだ。生きるか死ぬかもギャンブルでよくない?
わたしの思考は、ここに根を下ろしたといえる。時々、お宅訪問をする。営業を勤めた。
勿論、どこの社員でもない。新聞社からきました。これで人は信頼できないとして、
一軒家から、オートロックの付いた鉄の箱に移る。
どちらが、引きこもりかわからない事態になった。時々マンションの前で営業トークを繰り広げたくて、
必死に待つ作業が続く。彼女が出てきてチェンジとなる。
何がって住まいの時間の。突風の日は、中々外には出てこない。
男がいるわけでもなさそうなので、まあ、何でもいいだろうと思えた。
綺麗な女性の部屋が広がる。わたしの部屋は一つ下になる。
埋められた床平米の畳二枚分が、わたしの住まいである。
文字数 988
最終更新日 2025.02.16
登録日 2025.02.16
放置子だった。
放置子だったと親になってから気付く。
小さい頃の記憶がかなり残っている。
5歳には精神的に自立していた。
学校に図書館、テレビと新聞で色んな事を学んだ。
働ける歳になるまでひたすら我慢した。
両親は今で言うパワーカップル。
父親違いの歳の離れた兄。
母はマルチと宗教と枕営業。
父はギャンブル。
兄は存在感無し。
その家族と縁を切るまでの話。
文字数 7,147
最終更新日 2022.06.30
登録日 2022.06.27
1991年6月5日、その日はイギリスダービーの当日である。競馬場の近くにある小さな喫茶店では、ひとりの青年が人生に踏み迷い、途方に暮れていた……。彼はギャンブルでかさんだ借金を返済しようと、職場で窃盗を働き、それが上司に見つかったために解雇は目前である。そして、その失態を知った妻からは離縁を叩きつけられていた。まさに人生の崖っぷちにある彼の前に、かつての恩師が現れる。このアシェッド教授は、精神に破綻をきたし自殺まで仄めかす青年を、独特の語り口で救おうとする。これまでにも、多くの苦労人の人生をその手腕で救ってきたと伝説的に語られるこの老教授は、ダービーのお祭り騒ぎの最中にあって、苦悩する青年を見事に立ち直らせることはできるのだろうか?
文字数 33,257
最終更新日 2022.02.05
登録日 2022.02.01
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