現代文学 女好き小説一覧

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僕は隙をみて彼女にキスをした。すると、 「ちょっと、何すんのよ!」  と言われ、ビンタされた。 「痛っ! 叩くことないだろ!」 「悪いのはあんたよ!」  俺をビンタした女は|合津清美《あいずきよみ》と言い、十九歳。ビンタされた俺は|竹田翔太《たけだしょうた》、二十歳。大の女好き。  俺は狙った獲物は逃がしたことはない。でも、清美はなかなか落ちない。ガードか固いというか。こんな女は初めてだ。俺に興味がないのか? いやいや、そんな訳がない。女から嫌われる時は別れたあとだ。  日本は一夫一婦制だが、一夫多妻制ならいいのに。いつもそう思う。そしたら、とっかえひっかえ出来るのに。  俺は一人の女だけと付き合うのは物足りない。必ず浮気する。それがバレていつも別れる。原因はそれだ。
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文字数 11,322 最終更新日 2024.02.18 登録日 2024.02.18
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