恋愛 菌小説一覧
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ゲルダは不幸だった。
伯爵令嬢として生まれたが母を亡くし、七歳になったばかりのゲルダを守る筈の父は母が死んでまもなく、愛人とその娘を引き取った。そして、彼女を使用人としてこき使った。
しかしそれがマシだと知ったのは、ゲルダが十五歳になる年の『天祐の儀』の時だった。成人の年に、神から与えられるギフトを教えて貰うのだけれど。
「あなたのギフトは『キノコ』です」
「…………え?」
『聞いたことのない』加護を家族ははずれギフトとみなし、家の役に立たないから森番になって引きこもれと言われて、家を追い出されて森番になれと言われて、捨てられるように一人、置いていかれる。
空腹と絶望で、ゲルダはその場で気絶――しそうになった瞬間、前世の、そしてこの世界に『生まれ変わる時』女神とした会話を思い出す。
※※※
理不尽にこき使われてきた主人公が、最恐の守護者に溺愛されて幸せになる話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
文字数 24,415
最終更新日 2023.04.06
登録日 2022.09.22
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