恋愛 赤い髪小説一覧
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大学生の頃に書いた小説が受賞し、ベストセラーを記録したことで専業作家の道に進んだ南海祭(みなみまつり)は、ここ3年新しい作品を書いても誰にも見向きもされなくなった。
新たな刺激を求め、小説投稿サイト「書いて読んで作家になろう」を読み漁っていると、辺境領主のご落胤という作品のタイトルが目に入った。
その作品は、すごく構成がしっかりしていて、辺境領主の落胤であるが、自分の出自を知らない平民の男性セルジュ-ラインホルツがハイスペックすぎて、やがてその国の王女と結ばれるという物語。すっかりはまってしまった三成だが、読者はなぜか彼女だけ。更新が途絶えて1年以上が経っている作品に憂いて夜空を見上げていたら、とんでもなくゆっくりと落ちる流れ星が。
「せるじゅせるじゅせるじゅ」
なぜか名前を連呼してしまった三成だったが、その直後、思わぬ展開に……。
これはある小説家とハイスペック異世界イケメンとのギャグ強めな恋の物語である?
文字数 8,835
最終更新日 2025.01.07
登録日 2025.01.07
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