ミステリー 御嶽山噴火災害小説一覧

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 妻の『桂花(ケイカ)』は毎年、夫の『紫苑(シオン)』と一緒に御嶽山に登山に出かけるのが楽しみだった。しかし、桂花が妊娠したことにより、今年は紫苑ひとりで登ることになった。  2014年9月27日。この日、御嶽山の大噴火が発生する。 紫苑は行方不明になり、桂花の元へは帰って来なかった……。しかし、紫苑のお墓で出会ったお坊さんから、不思議なことを言われる。  桂花は、果たして紫苑を救い出すことができたのか……?  あの御嶽山の大噴火から救い出せたのか……?  大どんでん返しの結末がそこに待っていた……。  愛し合う夫婦の思い出の場所を舞台にした『御嶽山大噴火』をめぐる恋愛タイムスリップ・サスペンス。  もし、あなたが過去に戻って、大好きな人を救い出せるとしたら、歴史が変わったとしても戻りますか……。 【登場人物:花の名前(花言葉)】 ・桂花(ケイカ):キンモクセイ(初恋) ・紫苑(シオン):シオン(君を忘れない) ・秋桜(コスモ):コスモス(調和)  ※全て9月の花 【表紙】 ・表紙画像:anncapicturesさんご提供のフリー画像。ありがとうございます。 ・文字入れ/装飾:miraii♪  私の祖父の家が、御嶽山の麓の長野県大滝村にあり、この噴火で家が壊れてしまいました。私自身もこの御嶽山には小さい頃に8回ほど登っていて、一度、濃い霧で道が全く見えなくなり、崖から落ちてキズだらけ、血だらけになり、服もビリビリに破れ、完全に登山ルートから外れてしまいました。道に完全に迷い、気や草を掻き分けてとにかく下へ降りて行くと、偶然にも日が落ちる少し前に登山ルートにぶつかり、登山客に助けられました経験があります。自然の恐ろしさをこの時、身を持って体験しました。  最後にこの御嶽の噴火災害で亡くなられた方、まだ行方不明の方、そして、そのご家族、ご親戚、ご友人の方におかれましては、心からお悔やみ申し上げます。  私たち日本人は、幾多の大災害にもめげずに、何度も立ち上がり、何度も助け合い、復興して来た歴史と、その絆を持つ素晴らしい血が流れています。今後、このようなことがないことを祈りつつ、語り継いで行ければと思います。(*ˊ˘ˋ*)
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文字数 8,233 最終更新日 2022.02.22 登録日 2022.02.21
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