異種族対立小説(外部サイト)一覧
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「オニの社会で生きてるヒトも、ヒトの社会で生きてるオニもいる。すぐそばにいるんだから、自分の目で見たらいい。良かったら、私が案内するよ」
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オニとヒトが互いに干渉せず、同じ街ですれ違うように共存する社会。ヒトの少女は、オニのツノ飾りに惚れ込んで、ツノ飾りの店に足繁く通うようになる。
そんな中ーー夕暮れの街で、とある騒動が起きる。
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「知り合いが昔、同じことしたらしいんだよね」
不思議そうに見上げる少女の前、赤髪の店員が、自分の頭部に手を伸ばしてーー右側のツノから珊瑚球の角飾りを外すと、ツノも外した。
登録日 2023.08.17
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