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第四章 学園生活編

第十三話・最終回 真の妖魔王との戦い!

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 「ちっ…意外に素早いな! 邸を襲って来た鬼どもは、無駄にデカい図体だったから倒すのは楽だったが。」
 『貴方の動きを見る限り、力に頼った姿では対処出来ないと思っただけよ。』
 「何処かのアホと違って賢いな。」
 『私はアレと違って甘くは無いわよ! 覚悟しておく事ね!』

 妖魔王の攻撃が繰り出されるが、俺はなんとか受け流しながら対処をしていた。
 この世界での俺の能力は、異世界の時に比べるとかなり下がっている。
 レベルで言えば、300程度しか無い。
 だが、レベル300もあれば、普通ならどんな奴等でも対処は出来るはず何だが…?
 妖魔王に関しては、俺の能力より遥かに高く感じる。
 俺は一旦距離を置いてから聞いてみた。

 「お前はどうやってそれだけの力を身につけた?」
 『私はね…井戸野一族の中で最強の力を持って生まれて来たのよ。 その為に子供の頃から大人達に利用され続けて…そして私の精神は病んでいったの。 その時にある者の声を聞いて思ったのよ。 利用している者達を消しちゃえば、私は解放されるとね!』
 「なるほど…では、生徒会長に力を貸していたのはどういう訳だ?」
 『アレは…御馬一族は、井戸野一族より上の立場だからね。 初めは素直に言う事を聞いていたんだけど…アレは私の力を自分の力と勘違いし始めたので、どうせなら最期まで踊ってもらおうとね。』
 「何故、その力を正しい事に使おうとはしなかった?」
 『私の見た目で好きになってくれる人がいないと思ったからよ。 大きな力の代償という感じかしらね。』

 なるほど…?
 という事は、井戸野はあまり男に免疫が無いな?
 自分より格上の相手をする時は挑発して油断させるのがセオリーなんだが、下手にやらかすとしっぺ返しを喰らうからな。

 「そうなのか? 俺は井戸野の事は結構可愛いと思っていたが…」
 『はぁ? 私の何処を見てそう思ったのよ⁉︎』
 「長い前髪の隙間から見える綺麗な目や、たまに見る優しい微笑みが見えた時とかに…可愛い子だなって。」

 油断を誘う為とはいえ、言っていて少し恥ずかしくなって来る。
 だが…割と効果があったみたいで、攻撃が止まったのは有り難い。
 俺は井戸野に気づかれない様に、少し離れた場所に魔法を展開した。

 「なぁ、もう一度…元の姿になって井戸野の顔を良く見せてくれないか?」
 『そんな事を言って私を油断させようとしているんでしょう?』
 「いや、そんな事はしないさ。 その証拠に…」

 俺は聖剣と魔剣と黄金の鎧を解除した。
 妖魔王…井戸野はそれを確認すると、元の姿に戻って前髪を上にあげて微笑んで見せた。
 お世辞にも…可愛いとは全く思えない表情だった。
 だが俺はそこは敢えて演技をした。

 「やっぱ、前髪を上げた方が似合うし可愛いと思うぞ。 そんなお前の事を悪く言う男達は、お前の魅力に気付かなかったんだな。」
 「不知火…本当にそう思っているの?」
 「あぁ…俺は別に人を見た目だけでは判断しないからな! なぁ、クルッと回ってから微笑み掛けてくれないか?」

 井戸野は俺の言われた通りにその場でクルッと回ろうとした。
 そして後ろを向いた瞬間に、八方向からの光の収束魔法のレイを放った。
 妖力の類は、主に闇や陰属性だから…光属性は弱い筈?
 井戸野はレイを喰らってその場に倒れた。

 「ふ…ふふっ! 中々面白い攻撃をしてくれるわね‼︎」
 「ちっ…やっぱこの程度じゃ効果が薄いか!」

 俺は再び聖剣と魔剣と黄金の鎧を身に纏うと、倒れている井戸野に斬り掛かった。
 だが井戸野は素早く立ち上がってから距離を取ると、先程の鬼の姿に変化した。

 『姑息な方法で…よくも私を騙そうとしたわね‼︎』
 「いや、本当に可愛かったぞ~!」
 『そう…何度も同じ手が通じると思ったの⁉︎』
 「さっきは見事に引っ掛かっていただろ?」
 
 あの程度の攻撃で幾らかのダメージが与えられればと思ったが、そんなに甘くは無いか。
 現在使える光魔法では、アレより強い魔法はあるが…絶対に躱されるだろうからな。

 『不知火…貴方が私に対して不意打ちを仕掛けてくるという事は、私には敵わないという事よね?』
 「そうだな、それは認めてやるよ。」
 『なら、私が貴方の事を助けてあげても良いわよと言ったらどうする?』
 「従ったフリをして、隙を見て背後から首を刎ねる!」
 『貴方って随分と良い性格しているわね?』
 「従順なフリをして背後から刺されるよりは良いだろう?」
 『確かにね…意思表明がハッキリしている分、信用出来るわ。』
 「もしもお前の配下に降るとして、俺に何のメリットがある?」
 『私と貴方が組めば、きっと今よりも強大な力で世界を征服する事だって可能だわ‼︎』

 世界征服ねぇ?
 やっぱり下手に強大な力を持っている奴は、変な勘違いをするんだな。

 「ふっ…世界征服ねぇ。」
 『貴方の力と私の力が合わされば可能…』
 「不可能だよ。 世界征服を口にする奴ってな、その大半は世界の広さを知らない奴が口走る戯言なんだよ。 人より大きな力を持っていたって、各国が手を組んで兵器を投入されたら太刀打ち出来るわけがない。」
 『なら…貴方が望む物を叶えましょう。 何が良いかしら?』
 「平和な日常だ。 学校に通って友達と話したり、イベントに参加して有意義に過ごしてから、家に帰って家族と暮らし、好きな女とデートをするという当たり前の生活だ。」
 『あまり面白く無い答えね。』
 「普通の奴が聞いたらそうなるだろうな。 だが俺は12歳から今の年齢になるまでに、普通の日常とはかけ離れた生活を送っていたからな。 これ以上に…いや、今回の件が片付いたらゆっくり過ごすさ。」
 『これだけの事が起きていて、普通の生活が望めると思っているの?』
 「ここで無理なら、他の土地に移るさ。 別にここにいないと出来ないわけじゃないしな。」
 『そう…なら決裂ね! 死んで後悔しなさい‼︎』
 
 井戸野…いや、妖魔王は妖力を全開放して来た。
 ただの人間が幾ら生まれ付きに強大な力があるとはいっても、これ程までの化け物染みた力を持っている奴なんてそういない。
 俺は八神に元の世界で暮らす為に力を手放した事を後悔した。
 やっと…異世界召喚される事は無く、元の世界で普通の生活が出来ると思っていたのに…それも此処で終わりだと思うとな。
 だが、最後まで悪足掻きをしてやろう…俺はそう思いながら立ち向かっていった。
 そして30分弱の死闘を繰り広げていたが…?

 『意外と粘ってくれたわね!』
 「諦めが悪いのが俺の長所なのでな…」
 『でも、これで本当におしまいよ!』
 「だな、これでお前に適う者は…」

 俺は右胸を貫かれて宙ぶらり状態になっていた。
 黄金の鎧も貫かれて、収納魔法にある最後の1対の聖剣と魔剣以外は全て折られていた。
 幾度の魔王や魔神、破壊神との戦いでも折られた事のない聖剣や魔剣だったが…妖魔王の圧倒的な力の前では、それも無力だった。
 俺はセルリアとルナリアを見て別れを告げた…と、そんな時!
 俺は体中に力が漲っていた。

 「な…なんだ? この力はまさか⁉」
 『何ブツブツ言っているのかしら? ではお別れよ、さようなら不知火…』

 俺は収納魔法に残された聖剣と魔剣を取り出して、右胸を貫いている妖魔王の腕を斬り落とした。

 『な…な…なんで⁉ 何で貴方にそんな力がまだ残っているのよ⁉』
 「俺の事を見ているのは異世界だけじゃなかったのかよ?」

 俺は胸の怪我を回復魔法で治した。
 そして持っている聖剣と魔剣で、妖魔王の腕や足を細切れにして再生出来ないようにした。

 『な…不知火! 貴方のその力はなんなの⁉』
 「これはな…俺が異世界で持っていた本来の力だよ‼」
 『異世界…臣道の言っていた戯言は本当の事だったというの⁉』

 妖魔王は炎のブレスを吐くと、俺は左手で弾き返した。
 そして妖魔王の頭を足で押さえてから、剣先を額に当てた。

 「これで形勢逆転だが…どうする?」
 『謝ったら…許してくれるのかしら?』
 「人をここまで追い込んで置いて助かろうなんて虫が良すぎるとは思わないか?」
 『そうね…なら苦しみが無い程度に葬ってくれるかしら?』
 「あぁ、その願いを聞いてやるよ!」

 俺は妖魔王の額を聖剣で貫いた。
 すると妖魔王は絶命してから、光の粒になって空に舞い上がって行った。
 これで戦いは終わった。
 悠斗も真美も…それに美紅を結構ボロボロの姿になって校舎から出て来ていた。
 俺はセルリアとルナリアを抱き上げてから、回復魔法を施すと…2人は目を覚ました。

 「朔夜…これで全てが終わったんだな!」
 「あぁ…まさか、こっちの世界でも戦いになるなんて思わなかったよ。」
 「結局のところ…井戸野は何者だったんだ?」
 「良くは知らんが、何かの一族という話をしていた所を見ると、あの妖力が絡んでいるとしたら…呪術師か何かの一族なんだろ?」
 
 俺は校舎の方を見た。
 教室のガラスが割れていて、壁も破壊の後があった。
 学校の方はしばらく休校になるだろう。
 そして今回の事も何かしらの罰則が発生するだろう。
 異世界召喚はもう起きないだろうから、世界がアップデートされる事は無いだろうし…俺の戦いも数人の生徒に見られている。
 この学校も…そして家からも去らないといけないだろうな。

 「もう…ここには居られないな!」
 「そうだな…朔夜、どうするか?」
 「今回の件に関わってしまった、俺や悠斗や真美は…この学校にも街にも居られないだろう。」
 「私はどうしたら良いの?」
 「美紅は…武器を持って戦っていただけだから、自営の為に…という扱いになるだろう。 だが、魔法を使っている所を目撃された俺や悠斗や真美は…」
 「どうなるかは沙汰が下るまで待つとしよう。 とりあえず今は…全てが終わったという事で打ち上げでもするか!」
 「あぁ…いいなぁ、それ!」
 
 俺はセルリアとルナリアを見ると、2人は戸惑っている感じだった。
 まぁ、無理もないだろう。
 目の前であんな事が起きたのだから!

 「セルリア、ルナリア、俺は教室での事を…謝りたいと思う。」
 「初めは驚いたけど、別に気にしては居ないわ!」
 「私も別に嫌じゃなかった。 私も姉も嬉しかったと…」
 「朔夜‼」
 
 俺は悠斗の方を見ると、悠斗は俺の足元を指さした。
 俺の足元には白い魔法陣が描かれていたのだった。
 俺は風魔法で悠斗と真美と美紅を魔法陣の外に追いだすと、セルリアとルナリアを悠斗と美紅に目掛けて放り投げた。

 「悠斗、美紅、セルリアとルナリアを頼む‼」
 「朔夜、もう異世界召喚は無いんじゃなかったのか?」
 「その筈なんだが…これは一体⁉」

 俺は魔法陣が光りだすと、そのまま光に飲み込まれて行った。
 そして目が覚めるとそこは…?
 城の中では無くて、見た事もない景色が広がった山の上に居たのだった。
 
 「なんだ? 今回は召喚で呼ばれた訳ではないのか⁉」

 俺は浮遊魔法を発動しようとしたが、空を飛べる事は無かった。
 なので周囲を見渡すと、草原があり、森があり、海が広がっていた。
 だが、人が住んでいる建物らしき物が一切見当たらなかった。
 俺は何処かの無人島にいる感じだった。
 
 「俺は一体どうなっているんだ? そしてここは何処なんだ⁉」
 
 不知火朔夜の新たな冒険が始まろうとしていた。

 ~~~~~第四章・完~~~~~

 ~~~~~第五章に続く~~~~~
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