15 / 92
第一章 異世界召喚編
第十四話 作戦の反省会
しおりを挟む
俺はあの後、デスブリンガーを帰還させてから3日程眠っていたのだった。
怪我の状態もあるが、何より魔力消費が激しかったからだった。
そして俺は王宮に赴くと、作戦時の仕掛け人達がそこに揃っていた…が、見慣れぬ人間も1人いた。
「今回はお疲れ様でした。…と同時に、数日間寝てしまって申し訳ない!」
「無理もありませんよ、あの怪我でしたし…何より魔力を激しく消費されていたのでしょう?」
事情を知っているサネア王女が話しかけて来た。
俺は頷くと、皆に向かって話をした。
「とりあえず、今回の作戦の反省会をしようと思う…が、国王陛下…その方は誰だ?」
「この者はこの国の冒険者ギルドのギルドマスターのアダンだ。」
「ギルドマスターのアダンと申します。 この度は、会議に参加出来たことを心より感謝致します。」
ギルドマスターのアダンは、年齢は50前後というところか?
立派な体格で言葉の話し方からすると、結構厳格な性格を伺えた。
そういえば、前回の作戦会議には参加出来なかったが、ギルドマスターにも詳細を伝えると言っていたから、今回いるのはその所為か?
「まずは城下街に入ってからの冒険者の対応の速さは良かったが…その後のスケルトン召喚で冒険者達があの程度に苦戦するとは思わなかった。 スケルトンウォーリアを召喚する必要は無かったんじゃないかと思うほどにな。」
「それに関しては申し訳ないとしか言えない…ダンジョンでもスケルトンが現れる事があるが、あそこ迄の数は出ないので対応に戸惑ったのだろう。」
「あの時は、命令するだけ命令してその場を立ち去ったが…その後はどう対処したんだ?」
「この国から近い他の冒険者ギルドに招集をかけて、その増援が来て対処をしたという感じだな。 全滅とまでは行かなかったが、かなりの数を撃退は出来た。」
「その増援の冒険者達はどうしている?」
「1週間後にまた来ると言っていた敵の大将の声が聞こえていたので、それまで滞在すると言っていた。」
…という事は、次は本気でこの城を攻める事になっているから…初めからスケルトンウォーリアを召喚するかな。
「その増援の冒険者のランクはどれ位の物だ?」
「今回はBランクとCランクに、それ以下のランクが複数だったが…次の作戦時にはAランクとSランクが数パーティー混ざる予定だ。」
「だとすると…スケルトンウォーリアだけでは物足りないか? ドラゴントゥースウォーリアも多少は加えるか。」
「ドラゴントゥースウォーリアというのは、城の騎士が戦っていたスケルトンですよね?」
「スケルトンとは少し違うがな。」
「Aランクだと荷が重いでしょうが、Sランクなら互角…」
この世界のSランクはそれ相応に強いのか?
他の世界でも、剣聖やソードマスターと呼ばれる部類の強さを持った者達と同等の強さがあるのだが?
「決戦前の前日に何人かを教えてくれ、それで召喚する数を決める。」
「畏まりました。」
「次に城に入る前の兵士だが…兵士の3倍の数のスケルトンには物怖じしなかったが…その後のスケルトンウォーリアには歯が立たなかったな。 数人は対処が出来ていた様だが?」
「兵士達は、周囲の遠征で複数の魔物の同時襲撃を経験していますからね。 敵の数が多い分には対処は可能でしょう…ですが…」
「スケルトンウォーリアには惨敗か…」
「まぁ、兵士達には今後の課題として…次もスケルトンウォーリアで良いだろう。」
「ですね、今回の事を経験していて、次に生かせなければただの愚者ですからね。」
数人は対処は出来ていたんだが、数人では意味が無いしな。
それで、次は…?
「城内に入って騎士に対応か…」
「窓から見ていましたが…あの人数で助かったというべきでしょうか?」
「そうですね、恐らくですが…ドラゴントゥースウォーリアというのが騎士と同じ数だったら全滅していましたね。」
「次回は本気でという話だったが…どうした方がいい? 数を一緒にするか、前回と同じにするか?」
「恐らくですが、今回の敗因は…ドラゴントゥースウォーリアを見た目がスケルトンだと思って侮ったのが原因では無いかと思います。 次は2人1組で対処出来る様に仕向けてはもらえませんか?」
「という事は25匹か…ドラゴンの歯はまだあったかな? そういえば…騎士団長と副団長は、今回の作戦は傍観していましたが…ドラゴントゥースウォーリアを単体で討伐出来る事は出来るか?」
「難しい所ですが、不可能ではないと思います。 ただ…えらく時間はかかるでしょうけど。」
俺は収納魔法からドラゴンの歯と牙を取り出した。
「この歯に魔力を与えると、ドラゴントゥースウォーリアになり…牙に魔力を与えると、ドラゴンファングコマンダーになるのだが…騎士団の2トップが相手をするならこの方が良いか?」
「トゥースとファングの違いは?」
「魔獣の上位が災害級でトゥースと同等なら、ファングは天災級と言った所だな。」
「それは…我々2人で勝てるものなのですか?」
「死ぬ気でやれば何とかなる。 敗北したら国が滅ぶと思えば良い!」
「随分なプレッシャーを与えますね…」
俺がそう言い終わると、騎士団長と副団長は…まだ見ぬ敵の対策について話し合っていた。
そして急に思い出したかの様に俺に言ってきた。
「そういえば、サクヤ殿とデスブリンガー…でしたっけ? あの戦いは凄まじかったですね。」
「自分も…人にあんな動きが出来るものなのかと驚愕していました。」
「あぁ…アレね、オートモードと言って自動で操作出来る指示を与えてて、アレでも強さは普通で設定していたのだが…」
「アレで普通なのですか⁉︎」
「アレが普通というのなら…本気で戦っていたらどうなっていたのですか?」
「城が崩壊するか…国が消滅するかもな。」
「「・・・・・・・・・」」
まさか自分自身があそこまで強いとは思わなかった。
数多くの魔王を倒しているから弱くはないとは思ったけど、まさか自分に倒されそうになるなんて思ってもみなかった。
ただ…次回の設定もアレと同じ位にしないと、マサギ達では萎縮して魔王に戦いを挑むなんて事はできなくなるだろう。
アイツの設定は魔王の幹部という話だからな。
幹部でアレなら、三魔王はどれほどの強さになるっていう話になる。
「後は収穫としては、ミクが覚醒した事だな。 まさか別世界の聖武具が適合するとは思わなかったが…」
「ミク殿ですか…覚醒した姿は、我等と同等か…それ以上の力を感じました。」
「あれが聖戦士という物なのですね? 聖戦士は、この世界では過去に誕生した者というだけで、詳しい文献は無かったのですが…」
「俺も聖戦士というのは初めて聞いた。 ただ、聖武具の適合者となると…レベルを積んでから経験も積めばかなりの戦力になるな!」
ミクはもう…学校にいた時の様なチャラついた感じが無かった。
力の覚醒と共に何かが変わった印象が見受けられた。
「後はマサギだな…」
俺はこうして反省会が終了した。
そして騎士団長と副団長は、騎士や兵士を鼓舞して次の戦いに備える様に準備を怠らない様に指示した。
中庭に帰るとそこでは…頭が痛くなる出来事が起こるのだった。
怪我の状態もあるが、何より魔力消費が激しかったからだった。
そして俺は王宮に赴くと、作戦時の仕掛け人達がそこに揃っていた…が、見慣れぬ人間も1人いた。
「今回はお疲れ様でした。…と同時に、数日間寝てしまって申し訳ない!」
「無理もありませんよ、あの怪我でしたし…何より魔力を激しく消費されていたのでしょう?」
事情を知っているサネア王女が話しかけて来た。
俺は頷くと、皆に向かって話をした。
「とりあえず、今回の作戦の反省会をしようと思う…が、国王陛下…その方は誰だ?」
「この者はこの国の冒険者ギルドのギルドマスターのアダンだ。」
「ギルドマスターのアダンと申します。 この度は、会議に参加出来たことを心より感謝致します。」
ギルドマスターのアダンは、年齢は50前後というところか?
立派な体格で言葉の話し方からすると、結構厳格な性格を伺えた。
そういえば、前回の作戦会議には参加出来なかったが、ギルドマスターにも詳細を伝えると言っていたから、今回いるのはその所為か?
「まずは城下街に入ってからの冒険者の対応の速さは良かったが…その後のスケルトン召喚で冒険者達があの程度に苦戦するとは思わなかった。 スケルトンウォーリアを召喚する必要は無かったんじゃないかと思うほどにな。」
「それに関しては申し訳ないとしか言えない…ダンジョンでもスケルトンが現れる事があるが、あそこ迄の数は出ないので対応に戸惑ったのだろう。」
「あの時は、命令するだけ命令してその場を立ち去ったが…その後はどう対処したんだ?」
「この国から近い他の冒険者ギルドに招集をかけて、その増援が来て対処をしたという感じだな。 全滅とまでは行かなかったが、かなりの数を撃退は出来た。」
「その増援の冒険者達はどうしている?」
「1週間後にまた来ると言っていた敵の大将の声が聞こえていたので、それまで滞在すると言っていた。」
…という事は、次は本気でこの城を攻める事になっているから…初めからスケルトンウォーリアを召喚するかな。
「その増援の冒険者のランクはどれ位の物だ?」
「今回はBランクとCランクに、それ以下のランクが複数だったが…次の作戦時にはAランクとSランクが数パーティー混ざる予定だ。」
「だとすると…スケルトンウォーリアだけでは物足りないか? ドラゴントゥースウォーリアも多少は加えるか。」
「ドラゴントゥースウォーリアというのは、城の騎士が戦っていたスケルトンですよね?」
「スケルトンとは少し違うがな。」
「Aランクだと荷が重いでしょうが、Sランクなら互角…」
この世界のSランクはそれ相応に強いのか?
他の世界でも、剣聖やソードマスターと呼ばれる部類の強さを持った者達と同等の強さがあるのだが?
「決戦前の前日に何人かを教えてくれ、それで召喚する数を決める。」
「畏まりました。」
「次に城に入る前の兵士だが…兵士の3倍の数のスケルトンには物怖じしなかったが…その後のスケルトンウォーリアには歯が立たなかったな。 数人は対処が出来ていた様だが?」
「兵士達は、周囲の遠征で複数の魔物の同時襲撃を経験していますからね。 敵の数が多い分には対処は可能でしょう…ですが…」
「スケルトンウォーリアには惨敗か…」
「まぁ、兵士達には今後の課題として…次もスケルトンウォーリアで良いだろう。」
「ですね、今回の事を経験していて、次に生かせなければただの愚者ですからね。」
数人は対処は出来ていたんだが、数人では意味が無いしな。
それで、次は…?
「城内に入って騎士に対応か…」
「窓から見ていましたが…あの人数で助かったというべきでしょうか?」
「そうですね、恐らくですが…ドラゴントゥースウォーリアというのが騎士と同じ数だったら全滅していましたね。」
「次回は本気でという話だったが…どうした方がいい? 数を一緒にするか、前回と同じにするか?」
「恐らくですが、今回の敗因は…ドラゴントゥースウォーリアを見た目がスケルトンだと思って侮ったのが原因では無いかと思います。 次は2人1組で対処出来る様に仕向けてはもらえませんか?」
「という事は25匹か…ドラゴンの歯はまだあったかな? そういえば…騎士団長と副団長は、今回の作戦は傍観していましたが…ドラゴントゥースウォーリアを単体で討伐出来る事は出来るか?」
「難しい所ですが、不可能ではないと思います。 ただ…えらく時間はかかるでしょうけど。」
俺は収納魔法からドラゴンの歯と牙を取り出した。
「この歯に魔力を与えると、ドラゴントゥースウォーリアになり…牙に魔力を与えると、ドラゴンファングコマンダーになるのだが…騎士団の2トップが相手をするならこの方が良いか?」
「トゥースとファングの違いは?」
「魔獣の上位が災害級でトゥースと同等なら、ファングは天災級と言った所だな。」
「それは…我々2人で勝てるものなのですか?」
「死ぬ気でやれば何とかなる。 敗北したら国が滅ぶと思えば良い!」
「随分なプレッシャーを与えますね…」
俺がそう言い終わると、騎士団長と副団長は…まだ見ぬ敵の対策について話し合っていた。
そして急に思い出したかの様に俺に言ってきた。
「そういえば、サクヤ殿とデスブリンガー…でしたっけ? あの戦いは凄まじかったですね。」
「自分も…人にあんな動きが出来るものなのかと驚愕していました。」
「あぁ…アレね、オートモードと言って自動で操作出来る指示を与えてて、アレでも強さは普通で設定していたのだが…」
「アレで普通なのですか⁉︎」
「アレが普通というのなら…本気で戦っていたらどうなっていたのですか?」
「城が崩壊するか…国が消滅するかもな。」
「「・・・・・・・・・」」
まさか自分自身があそこまで強いとは思わなかった。
数多くの魔王を倒しているから弱くはないとは思ったけど、まさか自分に倒されそうになるなんて思ってもみなかった。
ただ…次回の設定もアレと同じ位にしないと、マサギ達では萎縮して魔王に戦いを挑むなんて事はできなくなるだろう。
アイツの設定は魔王の幹部という話だからな。
幹部でアレなら、三魔王はどれほどの強さになるっていう話になる。
「後は収穫としては、ミクが覚醒した事だな。 まさか別世界の聖武具が適合するとは思わなかったが…」
「ミク殿ですか…覚醒した姿は、我等と同等か…それ以上の力を感じました。」
「あれが聖戦士という物なのですね? 聖戦士は、この世界では過去に誕生した者というだけで、詳しい文献は無かったのですが…」
「俺も聖戦士というのは初めて聞いた。 ただ、聖武具の適合者となると…レベルを積んでから経験も積めばかなりの戦力になるな!」
ミクはもう…学校にいた時の様なチャラついた感じが無かった。
力の覚醒と共に何かが変わった印象が見受けられた。
「後はマサギだな…」
俺はこうして反省会が終了した。
そして騎士団長と副団長は、騎士や兵士を鼓舞して次の戦いに備える様に準備を怠らない様に指示した。
中庭に帰るとそこでは…頭が痛くなる出来事が起こるのだった。
11
お気に入りに追加
1,961
あなたにおすすめの小説
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達より強いジョブを手に入れて無双する!
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚。
ネット小説やファンタジー小説が好きな少年、洲河 慱(すが だん)。
いつもの様に幼馴染達と学校帰りに雑談をしていると突然魔法陣が現れて光に包まれて…
幼馴染達と一緒に救世主召喚でテルシア王国に召喚され、幼馴染達は【勇者】【賢者】【剣聖】【聖女】という素晴らしいジョブを手に入れたけど、僕はそれ以上のジョブと多彩なスキルを手に入れた。
王宮からは、過去の勇者パーティと同じジョブを持つ幼馴染達が世界を救うのが掟と言われた。
なら僕は、夢にまで見たこの異世界で好きに生きる事を選び、幼馴染達とは別に行動する事に決めた。
自分のジョブとスキルを駆使して無双する、魔物と魔法が存在する異世界ファンタジー。
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つ物なのかな?」で、慱が本来の力を手に入れた場合のもう1つのパラレルストーリー。
11月14日にHOT男性向け1位になりました。
応援、ありがとうございます!
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
異世界転移したら、神の力と無敵の天使軍団を授かったんだが。
猫正宗
ファンタジー
白羽明星は気付けば異世界転移しており、背に純白の六翼を生やした熾天使となっていた。
もともと現世に未練などなかった明星は、大喜びで異世界の大空を飛び回る。
すると遥か空の彼方、誰も到達できないほどの高度に存在する、巨大な空獣に守られた天空城にたどり着く。
主人不在らしきその城に入ると頭の中にダイレクトに声が流れてきた。
――霊子力パターン、熾天使《セラフ》と認識。天界の座マスター登録します。……ああ、お帰りなさいルシフェル様。お戻りをお待ち申し上げておりました――
風景が目まぐるしく移り変わる。
天空城に封じられていた七つの天国が解放されていく。
移り変わる景色こそは、
第一天 ヴィロン。
第二天 ラキア。
第三天 シャハクィム。
第四天 ゼブル。
第五天 マオン。
第六天 マコン。
それらはかつて天界を構成していた七つの天国を再現したものだ。
気付けば明星は、玉座に座っていた。
そこは天の最高位。
第七天 アラボト。
そして玉座の前には、明星に絶対の忠誠を誓う超常なる存在《七元徳の守護天使たち》が膝をついていたのだった。
――これは異世界で神なる権能と無敵の天使軍団を手にした明星が、調子に乗ったエセ強者を相手に無双したり、のんびりスローライフを満喫したりする物語。
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つ物なのかな?
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚。
ネット小説や歴史の英雄話好きの高校生の洲河 慱(すが だん)
いつものように幼馴染達と学校帰りに公園で雑談していると突然魔法陣が現れて光に包まれて…
幼馴染達と一緒に救世主召喚でテルシア王国に召喚され、幼馴染達は素晴らしいジョブとスキルを手に入れたのに僕のは何だこれ?
王宮からはハズレと言われて追い出されそうになるが、幼馴染達は庇ってくれた。
だけど、夢にみた迄の異世界…
慱は幼馴染達とは別に行動する事にした。
自分のスキルを駆使して冒険する、魔物と魔法が存在する異世界ファンタジー。
現在書籍化されている…
「魔境育ちの全能冒険者は好き勝手に生きる!〜追い出した癖クセに戻って来いだと?そんなの知るか‼︎〜」
の100年前の物語です。
リュカが憧れる英雄ダン・スーガーの物語。
そして、コミカライズ内で登場する「僕スキなのか…」がこの作品です。
その作品の【改訂版】です。
全く同じな部分もあれば、新たなストーリーも追加されています。
今回のHOTランキングでは最高5位かな?
応援有り難う御座います。
錆びた剣(鈴木さん)と少年
へたまろ
ファンタジー
鈴木は気が付いたら剣だった。
誰にも気づかれず何十年……いや、何百年土の中に。
そこに、偶然通りかかった不運な少年ニコに拾われて、異世界で諸国漫遊の旅に。
剣になった鈴木が、気弱なニコに憑依してあれこれする話です。
そして、鈴木はなんと! 斬った相手の血からスキルを習得する魔剣だった。
チートキタコレ!
いや、錆びた鉄のような剣ですが
ちょっとアレな性格で、愉快な鈴木。
不幸な生い立ちで、対人恐怖症発症中のニコ。
凸凹コンビの珍道中。
お楽しみください。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる