表紙へ
上 下
49 / 106
4巻

4-1

しおりを挟む



 第一話 久々ひさびさの再会(まさかこんな場所で?)


 僕、リュカは、今日もクラウディア王国にある屋敷やしきにわで一人、剣の素振すぶりにはげんでいた。
 無心むしんのまま、剣をっすぐに振るい続ける。
 そんな作業を一時間ほど続けた後で、少し休憩きゅうけいすることにした。
 地面に座り込んで剣を手放すと、改めて自分の体に視線しせんを向ける。
 ……何度見ても、やはりこの姿を見ると悲しい気持ちになるな。
 というのも、今の僕の体は、八、九さいくらいのころに戻っているのだ。
 僕は溜息ためいききながら、どうしてこのようなことになったのかを思い返す。
 冒険者として活動している僕は、仲間と共に、聖女候補である妹、リッカの護衛ごえいをしつつ旅をしていた。
 その目的は七大陸に一つずつあるけがれを浄化じょうかすること。
 ここ、クラウディア王国に立ち寄ったのも、穢れを浄化するためである。
 僕らは巨大な穢れの反応を辿たどり、クラウディア王国にある森に入った。
 そこで出会ったのが、穢れのぬしである骸骨がいこつの魔物、カトゥサだったのだ。
 カトゥサはやみを操る強大な力を持っており、[時間逆行じかんぎゃっこう]という、受けた者を若返らせる技を僕に掛けてきた。
 その技を食らった僕は、この姿になってしまったという訳だ。
 仲間の力を借りてカトゥサの無力化と、穢れの浄化には成功したのだが、僕の体はそれから一週間近くった今でも元に戻っていない。
 しかも、なぜか魔力まで使えなくなっていた。
 連れて帰ってきたカトゥサいわく、[時間逆行]の効果は一日という話だったんだがなぁ……。
 ちなみに仲間の皆には、一足先に旅を再開してもらっている。
 いつまでも僕の都合つごうだけで皆を待たせるのは申し訳ないからね。
 そんな訳で僕は一人、体を元に戻す手がかりを探しつつ、少しでも力を取り戻そうと空いた時間に修業に励んでいるのだ。
 小さく息を吐いて、地面に置いた剣を手に取ると、立ち上がる。
 そして再び素振りを始めた。


 こうして修業に取り組む日々がさらに数日ほど続いた。
 その間にも体は元に戻らなかったが、修業のおかげか、うれしいことが三つあった。
 一つ目は、僅かだけど魔力を使えるようになったことだ。
 まぁ、今使える魔力量だと中級魔法くらいしか使えないけどね。
 転移魔法や上級魔法、それに魔法同士を掛け合わせてより強力にする、複合統一魔法ふくごうとういつまほうなんかはまだ使用出来ない。
 それでも、少しでも力が元に戻っただけで、希望がいてくるというものである。
 二つ目は、魔力を使えるようになったことで、手の甲に紋章もんしょうが復活したことだ。
 これで、普段は紋章にしまっている僕の仲間、タイニードラゴンのシドラを召喚しょうかん出来るようになったんだよね。
 ちなみに、久しぶりに召喚したシドラが最初に発した言葉は、「あるじ~お腹減ったョ~」だった。
 涙を流して僕の胸に飛び込んでくるかもと少し期待していたんだけど……まぁ、いつもと変わらないシドラを見て、思わず安心しちゃったからよしとしよう。
 三つ目は僕の持つ魔剣、アトランティカの声が聞こえたことだ。
 魔剣や聖剣と呼ばれる武器は意思を持っており、長く鍛錬たんれんをして心をかよわせると、会話が出来るようになる。
 そしてこの状態になると、他の聖剣や魔剣の声も聞こえるようになるんだ。
 以前はアトランティカと会話することが出来たんだけど、この体になってから出来なくなっていた。
 しかし、魔力が使えるようになったのと同時に、アトランティカの声が再び聞こえるようになったのだ。
 これで体を元に戻す手がかりが見つかるかも知れない。
 アトランティカは物知りだからね。
 そう思いながら、僕は日課となった素振りを終え、家のリビングへと向かったのだった。


 リビングに辿り着いた僕はソファに座り、腰に差したアトランティカを抜く。
 そして、目の前の机に置いた。
 アトランティカと改めて話をするためだ。
 僕はこれまで僕の身に何が起きたのか説明する。

「――という訳で、なぜか体が元に戻らないんだよ。原因とか、アトランティカに心当たりはない?」

 僕が説明を終えた後にそう言うと、アトランティカはなやまし気に言う。

《うーむ。魔力を限界以上に使ったせいで老化が進行したという話は聞いたことがあるが、体が幼くなったまま戻らないなんて話は聞いたことがないな。そもそも[時間逆行]もよく知らん。相棒あいぼうの体は一体どうなっているんだ?》
「そんなのは僕が知りたいよ」
《相棒に起きた変化は小さくなったことと、使える魔力が減ったことだけなのか? もう少し手がかりが欲しいぞ》

 うーん、手がかりか……。そう言われてもなぁ。
 僕は懸命けんめいに体が小さくなる以前と今を頭の中で比べる。
 すると、一つ思い当たる点を見つけた。

「あっ、ダークの声が聞こえなくなったね!」

 僕の体には、ダークと呼ばれる、意思あるのろいが宿やどっている。
 以前はそうしようと思えば心の中でダークと話が出来た。
 しかし、今はいくら呼び掛けても返事がない。
 ダークとは普段ほとんど話さないから、すっかり忘れていたよ。

《呪いと会話出来ない……か……意味はありそうだが、それだけではいまいち分からんな……他は?》
流石さすがにこれ以上は思いつかないかな」

 僕がそう言うと、アトランティカは静かになってしまった。
 現状では、答えは出せないということだろう。
 僕とアトランティカの間に沈黙が広がる。
 うーん、アトランティカでも分からないのか……。
 内心まいったと思いながらも、僕は暗い空気を変えるために言う。

「そういえば、皆は今ごろどの辺にいるんだろうね?」

 皆は新たな穢れの反応があった、フレアニール大陸に向かっているはずだ。
 皆がここ、クラウディア王国を出てから一週間くらい経っているし、今は大陸間の移動のため船に乗っているかもしれないな。
 すると、僕の言葉にアトランティカが反応する。

念話ねんわは送ったのか?》
「送ろうとしたけど、無理だったよ。届けられなかった」

 魔力が戻った後、僕はすぐに仲間に魔力による念話を送ろうとした。
 しかし、届いた手ごたえがなかった。
 今の僕の魔力量では、遠いところまでは念話は送れないということだろう。

《そうか。それでは故郷こきょうのカナイ村とも連絡は取れないのだな》
「そうなんだよ。母さんやとー祖母ちゃんと話せれば、体を元に戻す手がかりを見つけられるかもなんだけどね」

 僕の故郷、カナイ村はゴルディシア大陸の北部にある。
 カナイ村の周囲には強力な魔物がうじゃうじゃいるせいで、村に暮らす人々は普通の人と比べればかなり強い。
 中でも僕の家族は「黄昏たそがれの夜明け」という伝説的冒険者パーティの元メンバーで、信じられない強さを誇っているのだ。
 だからこそ、元聖女である母さんや魔女である父方の祖母――とー祖母ちゃんの知恵ちえを借りられれば、何かヒントをつかめるかもしれないという訳である。
 まぁ、念話が届かない以上、それも今は叶わないんだけどね。

魔猟祭まりょうさいはもう終わっているのだろう? 向こうから連絡はないのか》
「ないよ。連絡の一つくらい欲しいんだけどね」

 カナイ村では毎年決まった時期の一週間ほど、土地の魔素まそが一気に増大して魔物が増殖ぞうしょくする。
 その魔物をカナイ村の人々で狩るのが、魔猟祭というイベントだ。
 魔猟祭が終わったら家族の誰かが念話をくれるという話になっていたのだが、いまだになんの連絡もない。
 家族の皆は結構適当だから、ただ単に忘れているだけだと思うけど、少し心配だ。

《誰とも連絡がつかないとなると、相棒はこれからどうするつもりだ?》

 アトランティカにたずねられ、僕は少し考えてから答える。

「体を元に戻したいんだけど、手がかりがないからね。このまま修業を続ければ戻るとも思えないし……」

 今は毎日五千回素振りしているし、魔力が使えるようになってからは、魔力操作の訓練もかさず行っている。
 だが、力は少し戻っても、体そのものには全く変化がない。
 修業を続けるのは前提として、何か別のアプローチが出来ればなぁ。
 それに正直に言えば、家にこもって修業するだけのらしに少し飽きてきた。
 せめて冒険者ギルドで依頼でも受けられれば気分転換きぶんてんかんが出来るんだけど……。
 僕が悩んでいると、突如として玄関の方から、コトンという音が聞こえてきた。
 玄関げんかんにあったポストに何か物が入れられたのだろう。

郵便ゆうびんだね」

 そうつぶやくと、意識を切り替える意味も込めて、玄関へと向かった。


 ポストを開けると、そこには派手はで装飾そうしょくが施された封筒ふうとうが入っていた。
 僕はそれを掴みリビングに戻ると、改めて封筒を見つめる。
 ……シフォンティーヌ公爵こうしゃく家の紋章と、ファルシュラム公爵家の紋章がついているな。
 どちらもクラウディア王国の有力貴族家だ。
 そんな家が、僕になんの用だろう。
 あっ、もしかしてシンシアとクララからかな。
 シフォンティーヌ家の令嬢れいじょうであるシンシア、ファルシュラム家の令嬢であるクララとは、僕が魔法学園に潜入せんにゅうした時に知り合い、今でも交流は続いている。
 二人とも、僕に何か用があるのだろうか。
 でも少し前に今の姿で二人に会ったら、思い切り子供あつかいされたんだよなぁ。
 恥ずかしいし、今はあんまり会いたくないんだけど……。
 僕は気が重くなりながらも、封筒を開ける。

「……あれ、これ、シンシアとクララからじゃないな……」

 中に入っていたのは、シフォンティーヌ公爵とファルシュラム公爵の名前が書かれた招待状しょうたいじょうと手紙だった。
 僕は不思議に思いながら、手紙を開いた。
 そして、文面に視線を落とす。
 ……おいおい、近々シフォンティーヌ家で行われるパーティーに僕を招待するだって⁉
 なんでそんなことになったのか知るために、僕は手紙を読み進める。
 すると、シンシアとクララの父親達が僕に直接会ってみたいというむねが書かれていた。

「マジかぁ~! この姿で行くのはなぁ……」

 思わず一人ごちる。
 招待状には子供の姿でも構わないと書いてあったので、シンシア達から僕の事情は聞いているのだろう。
 でも、多くの人が参加するパーティーに、今の姿で参加するのはかなり恥ずかしい。
 それにパーティー用の服なんかも持っていない。
 とはいえ招待主が公爵となると、断るのもマズそうである。
 僕は手紙とにらめっこしながら、しばらく一人で悩み続けた。


 招待状を受け取ってしばらくしてから、僕はシフォンティーヌ家の御者ぎょしゃさんが操る馬車の客席にいた。
 あれから改めて考えたのだが、パーティーには参加することにした。
 恥ずかしいという理由だけで公爵家の頼みを断るのは、流石に失礼すぎるからね。
 僕は緊張しながら、改めて周囲を眺める。
 流石公爵家の馬車ということだろう。客用の座席が個室になっている。
 いわゆる箱馬車だ。
 装飾も非常に豪華ごうかであり、大きな窓からは周囲の景色も見える。
 うーん、こんな馬車に乗るなんて、なんだか落ち着かないなぁ。
 僕は田舎いなかのカナイ村育ちだ。
 だから、貴族のパーティーになんて参加したことがない。
 礼儀れいぎとかもよく知らないけど、本当に大丈夫だろうか。
 まぁ手紙で何度かやり取りし、マナーとかはそこまで気にしないでいいし、服装もいつも通りでいいと聞いてはいるけど……それでも不安は不安だ。
 僕が落ち着かないでそわそわしていると、窓から外を見ていたシドラが言う。

「あるじ~たくさんの馬車が屋敷に向かっているョ」

 シドラはいつも通り、のんきな様子だった。
 そんなシドラを見て、僕も少しリラックス出来た。
 僕もシドラに合わせて窓の外を見る。

「あ、本当だ。それに、ここからでも屋敷が見えるね」

 まだ少し距離はあるが、それでもシフォンティーヌ家の屋敷が見えている。

「あの、執事さん、この馬車達には今日のパーティーにまねかれた人が乗っているんですか?」

 僕の問いに、護衛係として客室に同乗していた執事さんが答える。

「それだけではないと思います。本日は屋敷の別ホールで、貴族の交流会も行われる予定なんです。そちらに参加する人も多いと思いますよ」

 なるほど、どうりで多くの馬車が通っている訳だ。
 公爵ともなれば、毎日のように他の貴族と交流しているのだろう。
 想像もつかない世界である。
 僕は興味深いと思いながら、シドラと窓の奥を眺め続けるのだった。




 十分ほど馬車にられ、僕らはシフォンティーヌ家の敷地内しきちないに入っていた。
 流石は有力貴族というべきか、屋敷の庭が広すぎて、もう敷地をかこう外壁が見えなくなってしまった。
 しかも、屋敷そのものも本当に大きく、立派りっぱだ。
 横幅が大きすぎて、視界に入りきらないほどである。
 僕がそんな光景に感動していると、僕の乗っている馬車が、他の馬車とは異なる方向へ向かっていった。
 馬車は屋敷の正面ではなく、裏口の方へ進んでいく。
 そして、地下に繋がる入り口を通り、通路を進んで行くと、馬車がまった。
 執事さんがドアを開けてくれたので、外に降りる。
 周囲は開けた空間となっているが、ここは馬車の待機場所だろうか。

「ここに馬車を停めるんですか?」

 僕がそう言うと、次いで降りてきた執事さんが答える。

「いえ、実はこの近くに来賓室らいひんしつへと直通している隠し通路があるのです。リュカ様にはそこを通っていただこうと思いまして」
「表を通ってはいけない理由は何かあるのですか?」
「リュカ様はあまり目立ちたくないとうかがいましたので。それにそちらの飛竜も人目を引くでしょうし」

 今の姿を見られるのが恥ずかしいという話は、事前に手紙で公爵家に伝えていた。
 だからこのような対応をしてくれたのか。

「気をつかっていただいた訳ですね。ありがとうございます」

 僕はお礼を言うと、執事さんはニッコリと笑い、近くの壁に手を当てた。
 すると、壁の一部が突然スライドし、通路が出現する。

「どうぞ、こちらです」

 おぉ、こんな仕掛けがあるのか。
 僕は驚きながら、前を歩く執事さんについていった。
 薄暗い道を五分ほど歩き、再び執事さんが近くの壁に手を当てると、また壁の一部がスライドした。
 その通路の奥には、豪華な装飾でいろどられた部屋が広がっている。
 ここか来賓室なのだろう。
 執事さんの後に続いて部屋に入る。

「パーティの開始まではこちらでお待ちください。後ほど公爵様もいらっしゃると思います」
「分かりました」

 僕がそう言うと、執事の人は隠し通路への入口を元に戻し、部屋を出て行った。
 僕は改めて周囲を見回す。
 部屋の中央には大きな四角形の机が置かれており、それを囲むようにソファが四つ配置されていた。
 机の上に置かれた皿には、色鮮やかなフルーツが盛られている。
 うーん、やっぱり凄い部屋だなぁ。
 実家で暮らす二人のばーちゃんの部屋もレアな魔道具が置かれていて豪華だけど、ここまで品がある訳ではない。
 まぁ、ただの平民の家と、公爵様の屋敷を比べてもしょうがないけどね。
 僕は少しうらやましく思いながら、ソファに座るのだった。


 十分後、僕はメイドさんが持ってきてくれた紅茶を飲みながら一息ついていた。
 シドラはテーブルの中央にあるフルーツを美味しそうに食べている。
 メイドさんには食べてもいいと言われたけど、こんなところでも食欲がおとろえないなんて、流石シドラだなぁ。
 そんなことを考えていると、部屋の扉がノックされた。
 僕が立ち上がり返事をすると、扉が開く。
 そこには豪華な衣服を身にまとった中年の男性が二人立っていた。
 彼らがきっと公爵だろう。
 二人が部屋に入ってきたので、僕は頭を下げる。

「初めまして、リュカ・ハーサフェイと申します」
「初めまして。君のことは娘のシンシアから聞いているよ」
「私の娘のクララからもな」

 二人はそう言うと、笑みを浮かべてからソファに座った。

「おい、シドラ。そろそろ――」

 失礼だと思い僕がシドラに声を掛けるが、シフォンティーヌ公爵は大きな声で笑う。

「ははっ。私達が君を招いたのだ。気楽にしてくれ」

 ファルシュラム公爵もその言葉に頷き、僕をソファに座るよううながしてきた。
 二人が優しそうなことに安堵しつつ、僕はソファに腰掛ける。
 そして改めて二人を見つめた。
 両公爵とも、僕の父さんと同い年くらいだろう。
 シフォンティーヌ公爵はシンシアと同じように肌が浅黒く、ファルシュラム公爵はクララと同じ青っぽい髪色をしている。
 見分けがつきやすくてよかったと思っていると、シンシアの父のシフォンティーヌ公爵が口を開く。

「今日は来てくれてありがとう。娘は用事があって少し席を外しているが、すぐに来ると思う」
「いえいえ、気になさらないでください」

 僕がそう言って頭を下げると、ファルシュラム公爵が感慨かんがい深そうに言う。

「それにしても君があのジーニアスの子供か」
「父さんのことをご存知なのですか?」

 突然父さんの名前が出てきて、僕は思わず尋ねた。
 シフォンティーヌ公爵が頷く。

「私達二人と君の父上のジーニアスは、学生時代を魔都まとウィンデルで一緒に過ごした仲なんだよ。昔の学友という訳だ」
「学生の頃からジーニアスは頭一つどころか二つか三つもきん出た存在でな。試験の時はよく世話になったものだ」

 父さんは錬金術師で、今は村で研究ばかりしている。
 父さんの学生時代の話はあまり聞いたことがなかったけど、シフォンティーヌ公爵やファルシュラム公爵と知り合いだったなんて、驚きだ。

「そういう訳もあって、今日は君と直接話したかったんだ」
「まさか、小さくなっているとは思わなかったけどね」

 そう言って、シフォンティーヌ公爵とファルシュラム公爵達は愉快ゆかいそうに笑った。
 イメージしていたよりもずっと気のいい人達だと、僕は思ったのだった。


しおりを挟む
表紙へ
感想 414

あなたにおすすめの小説

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた

きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました! 「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」 魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。 魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。 信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。 悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。 かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。 ※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。 ※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。

彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。 父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。 わー、凄いテンプレ展開ですね! ふふふ、私はこの時を待っていた! いざ行かん、正義の旅へ! え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。 でも……美味しいは正義、ですよね? 2021/02/19 第一部完結 2021/02/21 第二部連載開始 2021/05/05 第二部完結

月が導く異世界道中

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  漫遊編始めました。  外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。