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2巻

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 ◇   ◇   ◇   ◇


 宿への帰り道を歩いていると、唐突に頭の中に声が響く。

《リュカ殿……聞こえますかな?》

 僕は足を止めた。

「ん? 念話? 誰からだ? 確かこの声は……フローライト家の執事さんか!」

 僕はポンと手を打ち、執事に返事する。

《はい、聞こえてます。僕に何か御用ですか?》
あるじから、ある情報をお伝えするよう言われまして。リッカ様の浄化の手助けになるかもしれない、と》
《ゴルディシア大陸とフレアニール大陸の浄化は終わっていますが、別の大陸の情報ですか?》
《詳しくは主からお話を聞いていただければと思いますが、バストゥーグレシア大陸の情報ですので、お役に立てるかと》
《わかりました、今からそちらに向かいますね》

 念話が終わり、僕はリッカとガイアンの方を向く。

「これからフローライト侯爵家に向かうことになった! バストゥーグレシア大陸の試練についての情報を教えてもらえそうなんだ。詳しい話を今から聞きに行こう」
「聖竜国グランディオンがある場所ね?」

 リッカの言葉に頷く。

「うん。ひとまず侯爵家に転移するよ!」

 リッカとガイアンは僕の肩に手を置いた。
 僕に触れていれば、一緒に転移することができるのだ。
 そして僕は転移魔法でフローライト侯爵家へと飛んだ。



 第二話 侯爵様からの依頼(本来なら名誉なのでしょうけど……)


 僕達は、転移魔法でゴルディシア大陸内で一番栄えているカイナートの街から三キロメートルほど離れたところにある、侯爵家の玄関前に着いた。
 そこで待っていたのは、執事と六人のメイドさん達だった。

「お久しぶり……というほどではないですね」

 僕がそう言うと、執事は直角に腰を折る。
 そして頭を上げて言う。

「リュカ殿にリッカ殿、それにガイアン殿もお元気そうで何よりでございます」

 続いて、一番年長であろうメイドさんが口を開いた。

「私どもは、少々退屈な時を過ごしております。以前は掃除が一日で終わらなかったくらいなのですが、今では早く終わりすぎて暇を持て余すほどです」
「修業の賜物たまものですね。まぁ、普通の修業ではありませんでしたからね……」

 そう、以前ガーライル侯爵の娘であるアリシア様をカナイ村で護衛しつつ修業させた縁で、侯爵家の皆も長期休暇を利用してカナイ村に修業しにきたのだ。その時メイドさん達は母さんから家事の手解きを受けたんだよね。
 僕はまぶたを閉じて、自分が母さんに稽古けいこをつけてもらっていた時のことを思い起こす。
 家族の修業の中では、母さんの修業が一番楽だった気がする。
 料理も掃除も回復魔法もソツなくこなせていた。
 元々手先は器用な方だったのもあり、母さんから怒られた記憶はあまりない。
 ただ、リッカはよく怒られていたなぁ。
 こいつ不器用だし、手抜き掃除をしてすぐにバレていたし。
 それに、料理に関しては絶望的だったからなぁ。
 本能だけで新たな料理を作り出そうとして、食材を無駄に……あ、そうだ!
 僕はある提案をする。

「暇を持て余しているのでしたら、アレンジレシピに挑戦してみるのはどうですか?」
「アレンジレシピ……ですか?」

 メイドさんは首をかしげる。

「例えば砂糖さとうは貴重なので、大量に使うのは難しい。ですから、その代わりに野菜の甘みを活かしてスイーツを作るとか……そういったアイデアを元に、新しい料理を生み出すんです!」
「なるほど。野菜の甘みを活かしたスイーツなんて考えたこともありませんでした! 面白いですね! やってみたいと思います」


 それから僕達は、ガーライル侯爵の執務室しつむしつに案内された。
 扉を開けると、書類の山と格闘かくとうしているガーライル侯爵が目に入る。

「旦那様、リュカ殿がお見えになりました」

 執事が声をかけるも、ガーライル侯爵は書類から目を離さずに言う。

「すまない、リュカ君。もう少しで終わるから、そこにかけて待っていてくれ!」

 僕達は、ガーライル侯爵に言われた通り長いソファに腰掛けた。
 シドラは器用に僕の頭にしがみ付きながら寝ている。
 ガーライル侯爵はそれから少しして仕事を中断すると、僕らの前のソファに腰掛けた。
 テーブルには執事がれてくれた紅茶と、茶請ちゃうけのクッキーが出される。
 シドラはその匂いで目を覚まし、テーブルの上に移動すると、クッキーをつまみ始めた。
 そんなタイミングでガーライル侯爵が口を開く。

「すまない、修業が長引いてしまってね。結局帰るのが予定より一週間も遅くなってしまったんだ。そのせいで仕事が溜まっていてね。片っ端から片付けてはいるのだが、一向に終わりが見えない……というわけさ」
天鏡転写てんきょうてんしゃを用いた最終試練をクリアできただけでおんだと思いますよ。むしろ、なんかすみません。うちの祖父の無茶ぶりに付き合わせてしまったみたいで」

 メイドさん達は母さんに師事していたけど、ガーライル侯爵と執事さん達は父方の祖父――とー祖父ちゃんのもとで修業に励んでいたのだ。
 一ヶ月の滞在予定だったのだが、修業が長引いたのと、最終試練で苦戦したせいで予定より一週間余計にかかってしまった、というわけだ。
 その最終試練というのが、天鏡転写によって生み出した自分を倒すというもの。
 天鏡転写とは、映った人間と同じ能力を持った分身を生み出し、指定した相手を襲わせる鏡の魔道具。その分身は元の人間と同じ性能を持つため、倒すのは困難を極める。
 ガーライル侯爵は首を横に振った。

「いやいや、貴重な体験をさせてもらったよ。謝罪は不要だ!」
「それなら良かったです」

 するとガーライル侯爵が手をパンと打って、話を変える。

「つもる話はまた後日にするということで、早速本題に入ろう。私の知人が運営する、バストゥーグレシア大陸の東方にある魔法学園内で最近、妙な事件が起こっているという話を聞いたんだ」
「妙な事件……ですか?」

 僕が聞き返すと、ガーライル侯爵は頷く。

「数名の生徒が突如として魔力枯渇こかつ――MP枯渇を起こして寝たきりになっているとか、生徒が召喚した従魔が突然暴れ出すとか……そういった事件が後を絶たないんだ。生徒達に聞いても曖昧あいまいな情報しか得られず、原因の究明が難しくてね。そこで、知り合いに優秀な冒険者がいたら紹介してくれないかと持ちかけられたというわけさ」

 僕は納得する。
 確かに不浄の地の近くではそういった不可思議な現象が起こると聞く。それでこの話を持ちかけてきたのだろう。
 その隣で、リッカが手を挙げた。

「魔法学園といえば、十五歳から十九歳の子達が通う場所ですよね? 私とリュカ兄ぃは生徒として潜入できるとしても、ガイアンはどうするんですか?」
「確かにガイアンは年齢的にアウトだし……」

 僕が視線をガイアンに向けると、ガーライル侯爵は言う。

「ガイアン君には講師として潜入してもらおうと考えている」
「俺が講師……ですか?」

 ガイアンは目を見開いて驚いた。
 ガーライル侯爵は淡々と続ける。

「そうだ、気功術の講師として潜入してもらえないだろうか」

 ガイアンは、見た目こそ脳筋だが、意外にも常識人で、教えるのも上手い。
【烈火の羽ばたき】時代には、彼の助言に救われたこともしばしばあった。
 そう考えると適任かもしれないな。
 リッカも同じ結論に至ったのだろう。頷いている。
 そんな僕らの様子を見て、ガイアンは「わかった」と小さな声で言った。
 しかし、僕らは他に気にしなくてはならない大きな問題を抱えている。

「学園の生徒として生活するならば、あまり僕達の実力を見せない方が良いですよね?」
「リュカ君は無詠唱むえいしょうで魔法を発動していたな。無詠唱で魔法を発動できる人間は極めて稀だから、まず詠唱はするようにしてほしい。その上で、かなり力を抑えないと怪しまれてしまうだろう」

 ガーライル侯爵の答えに、僕は思わずうなる。

「むぅ……僕詠唱は苦手なんだよね。村ではずっと無詠唱で魔法を発動していたから、なんだか違和感があるんだよなぁ」

 リッカもそれに同意する。

「私も詠唱は苦手かも……それに、変装もしないといけないかもね」
「名前はどうしましょう? やはり偽名を使った方が良いですか?」

『潜入と言えば変装と偽名!』なんて少しワクワクした気持ちで質問したが、それはガーライル侯爵にあっさり却下される。

「変装も偽名もいらない。この大陸ならいざ知らず、学園のあるバストゥーグレシア大陸で君達を知っている者はまずいないだろうし……」

 そっか、それなら確かに目立たないな……なんて考えていたのだが、ふと机の上でクッキーをかじり続けている存在が目に入る。

「あ、シドラはどうしよう? 学園では紋章の中に入っていてもらうしかないのかな?」

 僕の手の甲には紋章があり、シドラをそこに収納できるようになっている。
 すると、それを聞いたガーライル侯爵が言う。

「シドラとは、そのテーブルにいる子竜かい? リュカ君の従魔だよな? 魔法学園では、従魔との連携などを学ぶクラスもあるから、怪しまれることはないと思うぞ」
「なるほど! それなら安心ですね!」

 僕は言いながらシドラの頭をでる。
 シドラはキョトンとした顔をしていた。


 それにしても、先ほどからガイアンが何やら難しい顔をしている。
 どうしたんだろう……と思っていると、急に顔を上げた。

「魔法学園と聞いて、何か聞き覚えがあると思い先ほどから思い出そうとしていたんだが、やっと思い出せた。【烈火の羽ばたき】が解散した時、ウィズとチエが魔法学園に戻ると言っていた」

 僕は思いがけない名前に、思わず顔をしかめる。

「ウィズとチエが魔法学園に!? 講師でもやっているのかな?」
「それはわからんが、ウィズとチエは魔法学園の卒業生なんだ。イチから魔法の研究をすると言っていたから、研究員として雇われた可能性もある」
「担任とかじゃなければ別に良いや。教育機関の研究員なんて、こちらから訪ねない限り会うことはないだろうし」

 そんな風にガイアンと話していると、リッカが口を挟む。

「ウィズとチエって、誰?」
「僕とガイアンが昔いたチームの魔道士で……態度がデカくて、やたら偉そうなおばさん」
「おばさんって! ウィズは俺と同じ年だぞ!」

 ガイアンが立ち上がってそう言うので面白くなって、僕は思わずニヤッとしながら言葉を重ねてしまう。

「なんですか、おじさん?」
「俺はまだおじさんと呼ばれる年齢ではない!!」

 確かガイアンの年齢は二十五、六とかだった気がする。
 ウィズにしたってどちらかと言えば大人のお姉さんといった風貌ふうぼうではあったが、いかんせんこちらには恨みがある。多少の悪口は許してほしい。
 ひとまずガイアンには「ごめんごめん」と謝りつつ、ガーライル侯爵に向き直る。

「ガーライル侯爵、学園に潜入するのは何日後ですか?」
「早ければ早いほど良いが……逆にいつであれば問題ない?」
「バストゥーグレシア大陸には行ったことがないので、転移魔法が使えないんですよね。サーディリアン聖王国領内のトライヘリア港からサーテイルの港街まで、船で行くなら最低で二週間はかかりますし」

 僕の言葉に対し、ガイアンが言う。

「さっきは、大陸まで飛んで行くとか言っていなかったか?」
「近ければそれでいいんだけど、バストゥーグレシア大陸から見て東に位置するここ、ゴルディシア大陸から行こうにも大陸の西側には行ったことがない。バストゥーグレシア大陸の西方に位置するフレアニール大陸から行くにしても学園が大陸の東寄りにあることを考えると大変だ。飛ぶのには集中力と体力を要するから、休息も必要だしね。別の世界にある地球という星から勇者として転生してきて魔王を倒した英雄、ダン・スーガーが作ったと言われる魔道四輪シルフィンダーでもあれば多少は違うんだろうけど」
「物語に出て来る、馬を使わない乗り物か。確か魔王との戦いで破壊されたんだよな?」

 ガーライル侯爵はどうやらシルフィンダーを知っているらしい。

「そうなんですよ。英雄ダンのことだから、他にも作っているんじゃないかと思ったのですが……」
「ないものねだりをしても仕方がない。バストゥーグレシア大陸まで、どうやって早く行くかを考えよう。私も協力は惜しまない」

 それから四人で話し合ってはみたものの、これといったアイデアは出なかった。ひとまず休憩を挟もうということになり、クッキーを一齧りした瞬間に、僕はあることを思い出す。

「そういえば、バストゥーグレシア大陸の近くにある無人島にこの間行ったんだ! 確か、モィレル港があった場所で……近くにクフッサ漁港街があったはず。なんで忘れてたんだろ」

 しかし、ガーライル侯爵は渋面じゅうめんを作る。

「モィレル港……確か、魔王の侵攻で滅ぼされた島だったか? 確かにその場所のすぐ近くにバストゥーグレシア大陸があるが、クフッサから魔法学園までは、それなりに距離があるぞ!」
「大陸内での移動はなんとかなります!」
「リュカ君がそう言うなら……では、こちらを受け取ってくれ!」

 僕はガーライル侯爵から依頼書と、学園長宛の手紙を受け取った。
 僕らは侯爵家を後にして、モィレル港に転移魔法で飛んだ。
 既に空が赤く染まっていたので、その日はそこで野宿をしてから翌朝にクフッサ漁港を目指して浮遊魔法で移動することにしたのだった。



 第三話 リュカの禁句!(立ち寄った港で……)


「君のためなら死ねる!」
「え? あの……」

 一人の見窄みすぼらしい青年がひざまずきながらリッカに手を差し伸べ、愛を伝えていた。
 当然のごとくリッカは戸惑っている。
 何故こんなことになったのか――話は二時間前にさかのぼる。


 僕達三人は、モィレル港の近くの誰も使っていない小屋で朝を迎えた。

「さて、そろそろ出発しようか!」

 僕の言葉に、リッカ、ガイアン、シドラが返事する。

「うん!」
「おう!」
『わかったョ!』

 それから僕とリッカは浮遊魔法で、ガイアンは気力気功術の一種である浮遊術で、シドラは自分の翼でバストゥーグレシア大陸を目指して飛び始めた。
 海の上を飛びながら大陸に向かう途中に、海草の群生地があったのでいくらか収穫し、更にクジラに似た生物も捕まえ、収納魔法に入れた。
 シドラはそれを見て食べたそうにしていたが、我慢してもらう。
 小一時間ほど飛んでいるとクフッサ漁港街が遠目に見えたので、人目につかないよう港から離れた場所に降りて、そこへ向かった。
 クフッサ漁港街は元はさびれた漁村だったのだが、英雄ダンのパーティメンバーであるクリアベールの故郷だということで街にまで発展した。
 だが、それも一時いっときのことで現在は活気があるとは言い難い。

「ここがグランマの故郷なのね」
「グランマは故郷に戻っているという話だったけど、いるかな?」

 僕とリッカが話していると、ガイアンが聞いてくる。

「一体、誰の話をしているんだ?」

 僕はその質問に質問で返す。

「ガイアンは、カナイ村を誰が作ったかは知っている?」
「知らん!」
「英雄ダンが魔王を倒した後に妻のクリアベールと孤児達とで作った村なんだよね」
「え? そうだったのか!?」
「そう。だから村民は英雄ダンをグランパ、クリアベールをグランマと呼んでいるんだ」
「ちょ……ちょっと待て! グランマが故郷に戻っているって、つまりクリアベール様はまだご健在なのか!?」
「グランマは半神デミゴッドだから、人間より寿命が長いんだよ。だから、グランマどころかその母親だってまだ生きているはずだよ」
「じゃあ、お前らはもしかして英雄ダンの子孫なのか!?」

 ガイアンが前のめりで聞いてくるので、僕はにやりと笑って人差し指を立てた。

「うん、そうだよ! ……と言いたいところだけど、さすがに違う! 英雄ダンには子供ができなかったらしい」

 僕の言葉を、リッカが継ぐ。

「人間と半神の間には、子供ができにくいんだって」

 そんなことを話しながら歩いているうちに、僕らは街の入り口に到着した。
 そこでは、なんと一人の青年が、複数の男性に囲まれて殴られているではないか。

「どうする? 助けに入るか?」

 ガイアンが聞いてくるが、僕は首を横に振る。

「いや、関わり合いになったら面倒だから慎重に……ってリッカ!?」
貴方あなた達! やめなさい!」

 リッカは殴っている男達に向かって叫ぶ。
 男達は警邏けいらが来たと勘違いしたのか、そのまま逃げて行った。
 リッカは殴られてボロボロになってしまった青年に回復魔法をほどこす。

「大丈夫ですか? 立てます?」
「あ、はい! ありがとうござ……女神様?」

 青年はリッカの手を取ったまま、中途半端な姿勢で固まった。
 あ、厄介な展開になりそうな予感がする……

「え? 女神ではないですよ……?」

 ぎこちない笑みを浮かべて固まるリッカに対し、青年はお構いなしにまくし立てる。

「俺ごときをお救いくださり、ありがとうございます! 良ければ名前をお聞かせいただけますか!」

 これはまずいと思い僕は二人の間に割り込む。

「すまない、彼女は仲間なんだ。ほら、行くぞ!」

 僕達はその場を去ろうとした。
 ところが青年は、後を追ってくる。
 そして跪き――


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